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Ignite UI for Blazor で DataGrid を表示してみる(.NET6 対応)

2021/12/02に公開

Ignite UI for Blazor とは?

Blazor アプリケーションのUI開発を支援するコンポーネントライブラリーです。高速データグリッドやチャート、株価チャート、財務チャート、地理的マップ、複数列コンボボックスをはじめ、業務要件を満たせる60種類以上の高性能なコントロールで Blazor アプリケーション開発の生産性向上を支援します。

DataGrid を使用したサンプルアプリケーションの作成

今回は、実際に Ignite UI for Blazor を使用して、DataGrid にデータを表示する簡単なサンプルアプリケーションを作成したいと思います。

手順1 - 新規プロジェクトの作成

Visual Studio 2022 を起動し、新しいプロジェクトの作成から Blazor Server アプリテンプレートを選択し、[次へ]をクリックします。

プロジェクト名を入力し、[次へ]をクリックします。
image.png

フレームワークを選択し、[作成]をクリックします。(今回は.NET6を使用します。)
image.png

新規プロジェクトが作成されました
image.png

手順2 - NuGet パッケージのインストール

メニューバーの[ツール] - [Nugetパッケージマネージャー] - [ソリューションのNugetパッケージの管理]をクリックします。
image.png

パッケージ マネージャー ダイアログで [参照] タブを開き、IgniteUI.Blazor を検索し、プロジェクトにインストールします。
image.png

手順 3 - Ignite UI for Blazor の登録

Pages/_Layout.cshtml ファイルを変更します。(.NET5までは _Host.cshtml でしたが、.NET6から _Layout.cshtml が追加されました。)

<script src="_content/IgniteUI.Blazor/app.bundle.js"></script>

を追加します。

image.png

Program.cs ファイルを変更します。(Blazor Server では .NET5 までは、Startup.cs がありましたが、.NET6 ではなくなっております。)
また、.NET6 からはトップレベルステートメントを使用して、Program.cs の内容が簡素化されています。

using IgniteUI.Blazor.Controls;
// ...

builder.Services.AddScoped(typeof(IIgniteUIBlazor), typeof(IgniteUIBlazor));

image.png

_Imports.razor に以下を追加しておきます。

@using IgniteUI.Blazor.Controls

image.png

手順4 - DataGrid でデータの表示

今回は、プロジェクト作成時に最初から作られている FetchData.razor の天気予報のデータを DataGrid で表示したいと思います。
Table で表示されている一覧を DataGrid に置き換えます。
IgniteUIBlazor のモジュールを登録し、DataGrid の DataSource として forcasets データを与えてやるだけで、簡単に DataGrid に表示できます。

@page "/fetchdata"

<PageTitle>Weather forecast</PageTitle>

@using BlazorServerDataGrid.Data
@inject WeatherForecastService ForecastService
@inject IIgniteUIBlazor IgniteUIBlazor;

<h1>Weather forecast</h1>

<p>This component demonstrates fetching data from a service.</p>

@if (forecasts == null)
{
    <p><em>Loading...</em></p>
}
else
{
    <IgbDataGrid Height="100%"
          Width="100%"
          DataSource="forecasts" />
}

@code {
    private WeatherForecast[]? forecasts;

    protected override async Task OnInitializedAsync()
    {
        IgbDataGridModule.Register(IgniteUIBlazor);
        forecasts = await ForecastService.GetForecastAsync(DateTime.Now);
    }
}

実行すると、DataGrid 上にデータが表示されているのが確認できます。

image.png

まとめ

Ignite UI for Blazor で DataGrid を表示する方法について、簡単に解説しました。

Ignite UI for Blazor を利用するための、初期設定についても解説しましたので、導入部分で躓いていらっしゃる方も参考にしてください。

Ignite UI for Blazor トライアル版を利用するには

インフラジスティックスでは充実した UI コンポーネントライブラリーを収録し、データリッチでレスポンシブなWebアプリケーションをより迅速に構築することを可能にする Ignite UI を開発しており、Blazor 対応の Ignite UI for Blazor もリリースしています。

Ignite UI for Blazor はトライアル版での試用が可能です。

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