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Looker Studioでハイパーリンクを埋め込む方法

2023/06/05に公開

目的と成果物

レポートやダッシュボードを作っていると、「これクリックして詳細を確認するページに遷移できたらいいな」というニーズが出てきたり、「メールアドレスをクリックしたらメーラーが立ち上がってすぐにメールができればいいのに」と思うことがあると思います。そんなレポートをLooker Studioで作成する方法をこの記事でまとめていきます。最終的に成果物としては以下のようなレポートを作っていきます。(ZennでLooker Studioのレポートが埋め込むことができる日を待ち望んでいます。)

Looker Studioで公開しているレポートへのリンク

使用するサンプルデータ

既に扱いたいデータが手元にある場合はこのセクションをスキップしてください。ただ、機能を確認するためにサンプルデータが欲しいという人のために共有します。(データを準備するのは結構大変だと思うので役に立つと幸いです)流れとしては以下の表をコピーして、Google Sheetsなどに貼り付ければ、Looker Studioでサンプルに使いやすいデータソースとして使用できます。今回に必要な要素としては画像を埋め込むためのダイレクトリンク、アクションに繋げるような電話番号とメールアドレスなどです。

氏名 電話番号 メールアドレス 画像URL
Annelise Denis 744-423-1309 adenis13@prnewswire.com https://imgpile.com/images/9YP8ZG.jpg
Aimil Bellow 367-237-2495 abellow0@moonfruit.com https://imgpile.com/images/9YJqLS.jpg
Bellanca Cullrford 501-899-4232 bcullrford14@zdnet.com https://imgpile.com/images/9YPovh.jpg
Charlie Bough 558-403-8824 cbough4@trellian.com https://imgpile.com/images/9YJoPC.jpg
Amaleta Dewer 759-807-8626 adewer18@jiathis.com https://imgpile.com/images/9YPHrX.jpg

※写真はRandom Face Generator (This person does not exist)で生成、データはmockarooというサイトで生成したため、実在しない人物の写真とデータです。 テストにご自由にお使いください。

設定手順

データの準備:ハイパーリンク

公式からのHYPERLINKのリファレンスを参照して読み込めば分かりますが、実務的に要約させていただき以下の2つの関数の複合でハイパーリンクを作っていきます。

  • URLの作成:文字の結合のための CONCAT([URLの頭に加えたい文字列],[URLの末尾に加えたい文字列])
  • URLのハイパーリンク化:HYPERLINK([URLのフィールド])
     
    Hyperlinkを展開しアクションにつなげるために活用できるものの代表的なデータとなるものを4つまとめてみました。
     
    メールアドレスからメーラーを立ち上げさせる場合
HYPERLINK(CONCAT("mailto:",[メールアドレス]), [メールアドレス])

電話番号からコーラーを立ち上げさせる場合

HYPERLINK(CONCAT("callto:",[電話番号]), [電話番号])

Salesforceなら、以下のようなリンクにコンタクトだけではないですが、アカウントIDなどをURLの末尾に付け加えてあげることで、詳細ページにリンクできます。

HYPERLINK(CONCAT("https://domain.lightning.force.com/",[コンタクトID]))

Google検索のためのURLの末尾にキーワードを付け加えてあげることで、検索結果のベージにリンクできます。Google Sheetでも使える関数ですが、リストから企画をする際にはこういったハイパーリンクが役に立ちます。

HYPERLINK(CONCAT("https://www.google.com/search?q=",[検索キーワード]))

URLの作成とハイパーリンクを作るのは分けたいところですが、データ項目が増えすぎるのはレポートを作る際に混乱を招くので、少し長い計算式となりますが上のようにひとつの計算式にまとめるといいと思います。

データの準備:画像

画像のダイレクトリンクのURLをデータとして持っている場合は、データ型を「画像」として選択しておきます。データソースエディターを展開し、以下の手順で「画像」のデータ型に設定が可能です。

  1. 「画像URL」のデータ型の右側にあるキャレットを展開
  2. データ型として「URL」をクリック
  3. データ型として「画像」をクリックし選択

    データ型「画像」の設定手順①〜③

レポートの設定

レポートの設定は至って簡単です。以下が設定のステップです:

  1. 上部メニューバーの「グラフの追加」から、通常の「テーブル」を選択して、任意の場所に配置します。
  2. ディメンションを追加します。まとめたい粒度(顧客単位であれば顧客IDやユニークな画像のリンクなど)や、左に配置したいデータ項目を、ディメンションの一番上に追加します。
     

    画像を一番左に表示したい場合は「画像URL」を左に配置します。

設定自体は簡単で、最も重要な部分はデータの生成やデータ型の整理です。ぜひ、ハイパーリンクを活用し、データの可視化するだけでなく、データからの気付きをアクションに結び付けてみましょう。

応用編

ハイパーリンクと画像を複合して、アイコンの画像を使って外部リンクをテーブルに埋め込んだりしてみました。データの活用もアプリケーションのように仕立てていくと業務で使えるレポート/ダッシュボードになってきますね。

Looker Studioで公開している食べログのレポートへのリンク

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