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fedora 39 で KDE Plasma 5 (wayland) を構築

2024/02/18に公開

KDE Plasma 5 はもう少しで 6 になり、X11 のサポートも fedora では終了します。
KDE Plasma 5 を最小構成で導入するとどんなものかを勉強したので、そのメモ

1. インストールメディアの入手

Fedora Alternative Downloads が Network Installer で構成が小さいのでこちらを利用
https://alt.fedoraproject.org/

2. VM の準備

VMware Workstation Player を利用していますが、スペックは以下を準備
VM
CPU: 3 Core
RAM: 8.6 GB
Disc: 100 GB
Graphical memory: 8GB

3. fedora 39 を最小構成でのインストール

  1. インストールメディアをブートし
    "Install Fedora 39" を選択して [Enter]

  2. Select language to use installation
    インストール時の言語を選択できますが、English を選択し [Continue]

  3. Installation Summary page
    SOFTWARE SELECTION で
    Base Environment: "Minimal Install" を選択
    [Done]
    SOFTWARE SELECTION

他の設定は環境に合わせ定義
Summary page での定義完成後、[Bigin Installation] をクリック導入開始
導入完了後、[Reboot System] をクリックし OS 再起動

4. インストール後の確認

CPU/メモリ/パーティションの利用状況

$ uname -a # システム情報 
$ df -hT # パーティション、ファイルシステム
$ free -h # メモリ、スワップ
$ grep processor /proc/cpuinfo | wc -l # プロセッサー数
$ cat /etc/os-release # OS

導入された Package の一覧

$ dnf list --installed

もしくは、こちらのコマンド

$ rpm -qa --last

5. OSアップデートの確認

$ sudo dnf update

6. OS/VM の停止、VMのバックアップ

$ shutdown -h now 

VM の定義から CD/DVD drive を除く。
VM image をバックアップしておく。

7. firewalld

再び起動し、Firewall の設定を確認する。

Documents

Control of System Accessibility by firewalld
Firewalld

firewalld の設定

firewalld のステータスを表示する。

$ systemctl status firewalld

Active である。

...
Active: active (running) since Mon 2024-02-12 
...

firewalld の設定を表示する。

$ sudo firewall-cmd --list-all

サービスとして動いているのは以下

...
  services: dhcpv6-client mdns ssh
...

同様の内容の表示のみであれば以下のコマンド

$ sudo firewall-cmd --list-services

8. sshd

Documents

OpenSSH

Setting sshd の設定

sshd のステータスを表示する。

$ systemctl status sshd

Active である。

...
     Active: active (running) since Mon 2024-02-12 14:01:48 JST; 15min ago
...

マシンのIPを表示

$ hostname -I

もしくは

ip a

IP を利用してリモートログインを行う。

リモートログイン出来なかった場合のトラブルシューティング

sshd が開始していない場合、開始する。

$ systemctl status sshd # Check status
$ sudo systemctl start sshd.service
$ systemctl status sshd # Check status

sshd を停止する。

$ systemctl status sshd # Check status
$ sudo systemctl stop sshd.service
$ systemctl status sshd # Check status

OS 起動時に sshd が自動起動するように設定する。

$ systemctl status sshd # Check status
$ sudo systemctl enable sshd.service
$ systemctl status sshd # Check status

OS をリブートし、リモートログインができる事を確認する。

9. KDE Plasma 5 の導入

Documents

Adding a graphical interface

KDE Plasma 5 の最低限となるパッケージの調査

グループパッケージの一覧表示

$ dnf group list

現在導入しているのは "Minimal Install" で "KDE Plasma Workspaces" というグループパッケージが存在する。

...
Available Environment Groups:
   Fedora Custom Operating System
   Fedora Server Edition
   Fedora Workstation
   Fedora Cloud Server
   KDE Plasma Workspaces
   Xfce Desktop
   Phosh Desktop
   LXDE Desktop
   LXQt Desktop
   Cinnamon Desktop
   MATE Desktop
   Sugar Desktop Environment
   Deepin Desktop
   Budgie Desktop
   Development and Creative Workstation
   Web Server
   Infrastructure Server
   Basic Desktop
   i3 desktop
   Sway Desktop
Installed Environment Groups:
   Minimal Install
...

"KDE Plasma Workspaces" の情報を確認する。

$ dnf group info "KDE Plasma Workspaces"

Mandatory Groups が必須のものだが、KDE をインストールすればよいのだろう。

...
 Mandatory Groups:
   Administration Tools
   Common NetworkManager Submodules
   Core
   Dial-up Networking Support
   Fonts
   Guest Desktop Agents
   Hardware Support
   Input Methods
   KDE
   Multimedia
   Printing Support
   Standard
   base-x
 Optional Groups:
   3D Printing
   Cloud Management Tools
   Firefox Web Browser
   KDE Applications
   KDE Educational applications
   KDE Multimedia support
   KDE PIM
   KDE Telepathy
   LibreOffice

"KDE" の情報を確認する。

$ dnf group info "KDE"

沢山出てきたので Default Packages: の途中から略した。
plasma-desktop, plasma-workspace など、この階層はグループではなく、パッケージになっている。

...
 Mandatory Packages:
   plasma-desktop
   plasma-workspace
   plasma-workspace-wallpapers
   qt5-qtbase-gui
   sddm
   sddm-breeze
   sddm-kcm
 Default Packages:
   NetworkManager-config-connectivity-fedora
   PackageKit-command-not-found
...

KDE Plasma 5 の導入

KDE の Mandatory Packages: から、以下をインストールすれば デスクトップ環境として利用できることを、何度か試して確認している。

KDE Plasma 5 のパッケージをインストールする。

$ sudo dnf install plasma-desktop plasma-workspace sddm sddm-kcm

その場合のパッケージ数、サイズは以下

Transaction Summary
================================================================================
Install  615 Packages

Total download size: 589 M
Installed size: 1.9 G
Is this ok [y/N]:

KDE Plasma 5 をインストール後に、OS を再起動しても GUI のインストーラーでログインできない。
graphic mode が開始するように設定を変更する。

$ systemctl get-default
$ sudo systemctl set-default graphical.target
$ systemctl get-default

コマンド実行結果

$ systemctl get-default
multi-user.target
$
$ sudo systemctl set-default graphical.target

Removed "/etc/systemd/system/default.target".
Created symlink /etc/systemd/system/default.target → /usr/lib/systemd/system/graphical.target.
$
$ systemctl get-default
graphical.target

OS を再起動する。

$ sudo reboot

SDDM が開始された
SDDM

ログインするとインストールされたアプリは5つ
Desktop

不足しているパッケージの導入

不足しているもの

このうち、plasma-discover を導入すると、flatpak もインストールされるので、導入しない事にした。
ターミナルエミュレーターが無い、plasma-discover が無しではパッケージが導入できないが、方法は2つある。

  • リモートログイン
  • 仮想コンソールを切り替える

仮想コンソールを切り替える場合 Ctrl + Alt + F3 で CLI のログイン画面に切り替わる。GUI に戻る場合は Ctrl + Alt + F2 もしくは Ctrl + Alt + F1 を押す。F1~F6 まで切り替えできる。

konsole5 のインストール

$ sudo dnf install konsole5

デスクトップの下段に plasma-discover アイコンの置き場が準備されているが、インストールしないので削除する。
discover1
discover2

10. X11 のアンインストール

ログイン前の SDDM の左下からログイン後に利用するデスクトップ環境を選択できるが、Wayland が利用出来ているので X11 は要らない。
x11_select

kwin-x11 と xorg-x11-server-Xorg をアンインストールする。

$ sudo dnf remove kwin-x11 xorg-x11-server-Xorg

x11 を名前に持つパッケージを検索する。
他との依存関係があるので、x11 の削除はここまでとする。

$ dnf list --installed *x11*
Installed Packages
libX11.x86_64                               1.8.7-1.fc39                @fedora
libX11-common.noarch                        1.8.7-1.fc39                @fedora
libX11-xcb.x86_64                           1.8.7-1.fc39                @fedora
libxkbcommon-x11.x86_64                     1.6.0-1.fc39                @updates
qt5-qtx11extras.x86_64                      5.15.12-1.fc39              @updates
xorg-x11-server-Xwayland.x86_64             23.2.4-1.fc39               @updates
xorg-x11-xauth.x86_64                       1:1.1.2-4.fc39              @fedora
xorg-x11-xinit.x86_64                       1.4.2-1.fc39                @updates

OS を再起動し、ログイン、デスクトップの利用ができる事を確認する。

11. ibus のアンインストール

ibus は gnome の一部なので、使うなら fcitx5 を利用する。
ibus を削除する。

$ sudo dnf remove ibus

上記のコマンドで残っているものがあるので dnf autoremove を実行する。

$ sudo dnf autoremove

ibus を名前に持つパッケージを検索する。
4件リストされ、ibus に関するものは ibus-libs であるが、他パッケージとの依存関係がある為残しておく。

$ dnf list --installed *ibus*
Installed Packages
ibus-libs.x86_64             1.5.29~rc2-6.fc39                          @updates
libusb1.x86_64               1.0.26-3.fc39                              @fedora
libusbmuxd.x86_64            2.0.2^20230620git8d30a55-3.fc39            @fedora
libuser.x86_64               0.64-4.fc39                                @fedora

12. 終わりに

KDE File Manager の Dolphin すら入ってないと気付きましたが、必要でもないのでここまで。


試行錯誤のメモ

Mandatory Packages のみを導入

パッケージグループの "KDE" を Mandatory Packages のみインストールして確認している。
Mandatory Packages のみを導入するおまじないがあるので、それらを加えてインストールのコマンドは以下

$ sudo dnf group install "KDE" --setopt=group_package_types=mandatory

その場合のパッケージ数、サイズは以下

...
Installing Groups:
 KDE

Transaction Summary
================================================================================
Install  618 Packages

Total download size: 679 M
Installed size: 2.0 G
...

この時 sddm-breeze を導入しているので、SDDM のデザインが少し変わる。
SDDM start

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