Debian 13 RC2 での swaywm
前提
Debian 13 (trixie) RC 2 での構築。
Debian 13 を最小構成でインストールし、言語に関する設定は LANG=en_US.UFT-8 となっており、日本語に関するパッケージは導入していない所から開始している。
キーボードは日本語配列を利用する。
#
で開始されるコマンドはrootで実行する。
$
で開始されるコマンドは一般ユーザで実行する。
sway インストール
参考
sway 関連パッケージの導入
# apt install --no-install-recommends sway xdg-desktop-portal-wlr foot polkitd wmenu
インストール完了後、個人ユーザで設定を行う。
個人ユーザのswayの設定ファイルを準備する
$ mkdir -p ~/.config/sway
$ cp /etc/sway/config ~/.config/sway/
デフォルト設定では、キーボードはUS配列となっているので、設定を追記する。
~/.config/sway/config を修正する。
追記する設定
input type:keyboard {
xkb_layout jp
}
キーボード設定は50行目からの ### Input 付近に書くもの。63行目の何もない行に上記を追記する。
コンソール (foot) のフォントサイズ修正
foot で表示の文字が小さいので、フォントサイズを変更する。
footに関する設定のコピー
$ mkdir -p ~/.config/foot
$ cp /etc/xdg/foot/foot.ini ~/.config/foot/
11行目のfont=monospace:size=8 がデフォルト設定なので、行頭の#を削除し11など、好みのフォントサイズを設定する。
~/.config/foot/foot.ini を修正する。
時計を24時間表示にし、秒表示を止める
sway のデフォルトでの右上の時計が気になる。
- 24時間表記にしたい。
- 秒まで表示したくない。
- 1秒毎に更新される設定なので、5秒毎の更新へ変更する
~/.config/sway/config を修正する。
228行目、%X を %R に修正する。
228行目、sleep 1 を sleep 5 にすると、時計の更新頻度が1秒間隔から5秒間隔になる。
変更前
変更後
参考 dateコマンドのパラメータは glibc によるもの。
greetd + wlgreet
Display Manager は greetd を利用する。
greetd の導入。
# apt install --no-install-recommends greetd wlgreet
スーパーユーザーにて、/etc/greetd/config.toml を修正する。
11行目を#でコメントとし、13行目の#を削除する。
変更前
変更後
OSをrebootすると、GUIでのログイン画面が出てくる。
GUI ではなく、テキストの画面でのログインする場合
Ctrl + Alt + F2 などで、テキストのログイン画面に代わる。
F1 ~ F6 (tty1~6)を切り替えてそれぞれでログイン可となっている。
greetd は F7 (tty7) を利用している。
tty7 を設定しているのは /etc/greetd/config.toml の4行目、vt の数字
まとめ
sway は不具合はあるが、コンソールを沢山使う作業なら動いている。
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