AWS ECS概要

はじめに

ECS（Elastic Container Service）を実務で利用する事が多いので、概要をまとめる。
ECSは、コンテナを実行するためのマネージドサービスです。ECSは、コンテナをAWS上で簡単に実行できるようにするために、Amazonが提供するサービスであり、Dockerコンテナのデプロイ、スケーリング、管理を行うことができます。

ECSクラスター

ECSクラスターは、コンテナが実行される仮想環境の論理的なグループです。
ECSクラスターは、EC2インスタンスまたはFargateタスクを実行できます。クラスターは、ECSの基本単位であり、クラスター内のインスタンスまたはタスクを管理することができます。

ECSサービス

ECSサービスは、同じタスク定義から作成されるタスクのグループを表します。サービスは、クラスター内で実行され、自動スケーリングや負荷分散などの機能を提供します。サービスは、サービスの定義に基づいて、クラスター内の複数のインスタンスまたはタスクを実行することができます。またLBの指定も行うことができる。

ECSタスク

ECSタスクは、Dockerイメージから作成される単一の実行単位であり、ECSサービスによって管理されます。タスクには、CPU、メモリ、ネットワーク、ストレージなどのリソースが割り当てられます。タスクは、ECSクラスター内のインスタンスまたはFargateタスクで実行されます。
以上のように、ECSのクラスター、サービス、タスクは、それぞれ異なる役割を持ち、ECSコンテナインスタンスの管理、サービスのスケーリング、タスクの実行などを行います。ECSを使用することで、Dockerコンテナを簡単かつ効率的に実行することができます。

Fargateとは

ECSのコンテナオーケストレーションサービスの一部として提供されておりいます。
Fargateを使用することで、ユーザーは、コンテナを管理するためのEC2インスタンスを用意する必要がなく、AWSが提供するサービス上でコンテナを実行することができます。
Fargateは、EC2のように、インフラストラクチャーを管理する必要がなく、コンテナの実行時間に基づいた課金モデルを採用しています。Fargateを使用することで、ユーザーは、コンテナをより効率的に実行することができ、運用管理の負荷を軽減することができます。