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Vercel + AWS無料枠 の運用で意図せず課金が発生した件
概略
個人開発を始め、以下のようなWebアプリケーションを作ってみました!
現在、本Webアプリの運用にはVercel HobbyプランとAWS無料枠(アカウント開設後12ヶ月無料)を活用しています。当初の想定では、サーバ代を全く掛けずに試験運用するつもりだったのですが、意図せず少額課金が発生した点をメモしておきます。
※ AWSやVercel等の課金形態は変更される場合があります。本記事は2025年4月現在の情報に基づいて書かれたものです。無料枠の条件等は、各自でご確認ください。
利用サービス
- Vercel Hobbyプラン (Next.jsサーバー・マネタイズを始める場合には上位プランに変更する必要あり)
- AWS RDS (PostgreSQLサーバー)
- AWS S3
- AWS Cloudfront
課金が発生したポイント
無料枠を超過した場合にアラートが発砲されるよう設定していたので、課金が発生したことに迅速に気が付くことができました。発生原因を調べてみると、「Virtual Private Cloud (Amazon Virtual Private Cloud Public IPv4 Addresses)」という項目名で課金が発生していることがわかりました。AWS RDSにパブリックIPv4アドレスを割り当てる場合、0.005ドル/1h (=月額3.6ドル程度)の料金がかかるようです。
対策や代案
- EC2へのパブリックIPv4アドレスの割り当ては無料枠(アカウント作成後12ヶ月間、月750時間まで無料)の対象であるため、VercelとRDSの中間にプロキシとしてEC2を配置することで、RDSにパブリックIPv4アドレスを直接割り当てることを避ける。ただし、無料枠終了後はEC2とIPアドレス割り当ての両方に課金が発生して料金が膨らむ点に注意。
- Supabaseなど、別サービスを利用する。
まとめ
VercelとAWS RDSを直接接続する場合、少額の課金が発生することに留意しておきましょう。
References
- https://aws.amazon.com/free/
- https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/new-aws-public-ipv4-address-charge-public-ip-insights/
- https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/02/aws-free-tier-750-hours-free-public-ipv4-addresses/
- https://docs.aws.amazon.com/AmazonRDS/latest/UserGuide/USER_VPC.WorkingWithRDSInstanceinaVPC.html
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