Open8
エラスティックリーダーシップ
日本語翻訳は絶版。原本は O'Reilly で閲覧可能(有償)
サバイバルモードを扱っている本ということで名前知って、書評を見て、さらに内容が気になった。
O'Reilly で原本が読めると知って読み始めた。
サバイバルモードを翻訳しながら読む。
- 「学ぶための十分な時間がない」状態をサバイバルモードと定義している。
- サバイバルモードには中毒性がある。危機的状況に対処することに酔ってしまう。ある種のヒーローになった感覚が得られるヒロイックシンドローム
- サバイバルモードから抜け出すには、今やると決めていることを洗い出す。その中からやらなくて良いことを決めていく
- そうして、リーダーはチームが学ぶための時間を作る
カーリルで調べると最寄りの図書館に蔵書はなかったが、取り寄せは可能で日本語翻訳を読むことができた。
改めて、サバイバルモードの翻訳を読む。
- サバイバルモードでは、リーダーはチームが学ぶ時間を作らなくてはならない
- 「辛かった。けど、やりきった」この、危機的状況の中で何かを成し遂げたという暖かくぼやけた感覚は、サバイバルモードの永続を常態化させる
- こうしたサイクルに自分たちがいて、コミットしすぎていることを認識する
こうした中においてサバイバルモードのリーダーシップは、次の一文に集約される。
When the ship is sinking, the captain doesn't call a meeting.
船が沈もうとしている時に、船長は会議を開かない
命令を下して、指示をするのがリーダーの役目になる。
ただし、大事なのは、学習のための時間を作ることで、こういったリーダーシップはサバイバルモードに限定される
続いて、学習モードを読む
- 学習の谷
- コミットメント言語
わかりやすく、納得感もあった。学習効果は停滞の後に飛躍する感覚が大事だ。
コミットメント言語において、制御可能なものとそうでないものを正確に捉えて、制御可能な約束をするためのテクニックが具体的であった。これは意識して真似する。
続きて、自己組織化モードを読む
- クリアリングミーディング
- 影響パターン
実例が非常にわかりやすく参考になったし、勇気ももらった。
- 今週あったよかったことや改善点に対して「何もなかった」という答えを受け入れないようにする
- 何も出てこない時は、質問を変えて、本人の中で眠っている言葉を一緒になって探してあげる
- 発言が曖昧な場合は、「あなたはそれに関して何をするつもりですか?」と具体的な行動につなげる