より良い記録習慣を目指して
はじめに
この記事は粘土みたいな状態です。
より良い記録習慣を目指して試行錯誤している最中のスナップショットです。
記録習慣自体が日々のスナップショットとすると、この記事は記録習慣そのもののスナップショットということになります。
扱う題材は muute というジャーナリングアプリを利用して2ヶ月ほど経過したので使ってみての感想が中心になります。
きっかけ
去年の11月からパーソナルコーチングを受けていて、成長を実感する機会が少なく、不安を感じているということを言語化し、次のような問いかけから振り返るために記録することを試行錯誤していきます。
成長を感じるのはどんな時か
- その場その場で感じるのではなく、振り返ってみて、あの時成長したんだなと感じる
- 本を読んでもっと早く知りたかったと感じた時、それに気付けるくらい成長したのだと感じる
成長を実感するためには
- 振り返りを行い、成長に気付く機会を増やす
- 振り返るためにやったことを記録する
これまでも振り返るために記録をしていましたが、たまたまパーソナルコーチングのコーチが使っていたアプリを試したら手触りがすごく良くて使うようになりました。
muute の特徴
感情を起点に日々の出来事を記録し、感情の揺れ幅、考えていることを抽出して可視化するアプリです。入力された情報を元に AI がフィードバックを返してくれます。
Daylio との比較
感情の記録という点では、これまでも Daylio を2年半くらい使い続けていました。
Daylio は感情自体を記録して、可視化することに特化していました。
一方 muute では、ユーザが言語化する動機付けの部分を増幅させている点が現在の自分の状態とマッチしたのではと、今振り返ってみて感じています。
muute の感想
記録を習慣化できていて、言語化する量も増えました。振り返りもしやすくて何があったのか流されにくくなって来てます。肝心の成長を実感できているかというと、そうでもないです。ですが、記録をつける前と後では、今の時点では、不安な気持ちは減少傾向にあると感じます。その効果により、気持ちが緩んだのか、記録習慣に飽きも感じているのが正直な感想です。
以下は、記録のフローの一例から項目ごとの感想です。
記録のフロー
- 感情を選択する
- テーマを選択する
- 文章を書く
感情を選択する
- 自分が今どの感情か気付くのが一番難しい
- 将来的には文面から算出してほしい
テーマを選択する
- テーマを選択することで考える導線の役割を担っている
- 慣れてくるとなくても良いと感じた
- 将来的にはこちらも文面から算出してほしい
文章を書く
- 感情、テーマを選択した後なので、書きやすい
- 乗ってくると全然関係ないことを書いている
- 多分それで良くて、前述の通り、文章から感情やテーマが導かれるのが良いと感じるようになってきた
1週間ごとのフィードバック
- AI からのフィードバックが初めての体験だったので嬉しく感じた
- 2回目以降、毎週同じ内容で、良くも悪くも AI なのだと感じた
- 自分の記録した内容が似たような内容というフィードバックでもある
わかったこと
- 当たり前のことに改めて気づく
- 感情には波がある
- 予測はできそうでできない
- 上がることもあれば下がることもある
- 同じ気分が続くこともあればそうでないこともある
- 記録が積み上がると何か色々あったなが、具体的になる
最後の具体的になるの部分に拠り所というのか、手応えを実感しながら過ごせているのでは、と感じ始めました。
おわりに
振り返り、記録、言語化、グラフ化は、自分の今の状態に合わせて、変えていけるのが良く、アプリが提供するのは UI に限定し、ユーザごとに記録領域はアプリが変わっても同じであるというのが理想なのではという着想があります。特に続けると飽きてくるので、変えていきたい部分と変えたくない部分を切り離して、それこそ粘土のようなアプリがより良い記録習慣に必要なのではと感じました。
- 記録領域はユーザが用意する
- 自分の今の状態に合わせてジャーナリングアプリを選べる
- この組み合わせをフレームワーク/プラットフォームとして提供する
Discussion
素敵な記事をありがとうございます!
僕は気軽に日々の感情を記録できるからという理由で、MOODA というアプリを使っていました。
でも、シンプル過ぎて飽きてしまっていたので、ご紹介されていた muute というアプリを使ってみようと思います!