IT知識ゼロの社会人が基本情報技術者試験に合格するまで
新形式になる直前の、令和4年秋の基本情報技術者試験を受験し、合格した。
以下に、知識ゼロからの勉強方法を共有したいと思う。
勉強前
・IT関係の業務経験なし。
・学生時代にも情報系の授業を全く取っていなかったため、前提知識なし。
・午前試験の過去問が9割方わからなかった。
・基本情報技術者試験の勉強を始めた頃には、pythonの一通りの文法はさらっていた。
使用教材と勉強方法
【知識習得】
ITパスポートや基本情報技術者の過去問を交えながら学べる講座。ソフトウェア・ハードウェアに関するざっくりとした知識と、ネットワークとセキュリティについて一通り学んだ。まったく知識がなく、一度では理解できなかったので、3周くらいした。スマホでも見ることができ、ちょっとした空き時間で学習できるので、良かった。【知識習得】
基本情報技術者の午前試験(旧形式)の知識はほぼ全てこの講座から学んだ。小テストで理解度の定着も確認でき、とても良かった。一方、午後試験(旧形式)に関しては、この講座だけでは少し足りなかったが、この講座で基本的な知識は身につくので、あとは後述の「基本情報技術者試験過去問道場」をひたすらこなしながら解説を読むことでカバーした。
【過去問演習】
午後試験も、基本的にこのサイトで対策した。
選択問題の2問は「ソフトウェア・ハードウェア」「データベース」「ソフトウェア設計」の中から選ぶことに決め、これらと必須問題の情報セキュリティとアルゴリズムの過去問をひたすら解いた。このサイトで公開されている年度の過去問はほぼ全て解いて解説を読んで解きなおしを行った。
アルゴリズムは、いきなり過去問を解くのは厳しかったので(問題を初めて見た時、こんなん無理だろ。。。と思い、一瞬受験するのをやめようかと思った 笑)、以下の教材で学習した。
また、pythonは過去問がなかったので、こちらも別途教材で学習した。
【午後試験・アルゴリズム対策】
こちらの本は、基本情報技術者試験のアルゴリズム初学者向けの本で、基本問題〜応用問題〜実践問題にステップアップする形で構成されていて、学習しやすかった。最初は、解説を読んでもあまり理解できないが、何度も解説を読み込みつつ問題を解きなおしているとだんだん理解できてきた。解けなかった問題は2周・3周した。【午後試験・アルゴリズム対策】
こちらのサイトの動画でも学習した。動画で説明してくれているので、アルゴリズムの流れを視覚的に理解することができた。午後問題のアルゴリズムの過去問を解いた後、こちらの動画の解説を見て解き方やアルゴリズムについて理解した。【午後試験・プログラミング(python)対策】
こちらも、問題演習と解説読み込み・復習を繰り返した。
受験した感想
全く知識がないところからの勉強だったので大変だったが、情報処理の基礎知識を一通り学べたこと、午後試験対策を通してアルゴリズムの勉強をできたことはとても身になったので、受験して良かったと思う。
トータル勉強時間は、約300時間。
(ちょっと時間かけすぎたかも?SQLは別で勉強していたが(約35時間)、それは含んでいない。もし全くプログラミングをやったことがなくて、文法も知らないところからスタートするとするなら、自分ならさらに時間がかかりそう。。。)
最終的に、午前試験:85点、午後試験:97点で合格することができた。
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