【GUGA】生成AIパスポート受験体験記
はじめに
2024年にスタートした「生成AIパスポート」は、生成AIの基礎知識を体系的に学び、その理解度を証明するための認定試験です。私は、自社の生成AI研修を受講し、さらに業務で生成AIを活用する機会が増えたこともあり、試験を受験することにしました。(そして、先日無事に合格していました。)本記事では、学習方法、試験を通して感じたことを共有します。
生成AIパスポートとは?
試験概要
「生成AIパスポート」は、生成AIに関する基本的な知識や活用方法、リスク管理について問われる試験です。以下のような分野が出題範囲となっています。試験形式は選択式で、オンラインで受験可能です。
- 生成AIの基本概念
- プロンプトエンジニアリングの基礎
- 倫理的・法的リスクとその対策
- 生成AIのビジネス活用事例
試験形式
- 試験内容:択一または複数選択回答形式、60問
- 試験方法:PCまたはタブレット・スマートフォンから実施するIBT方式(オンライン受験)
- 試験時間:60分
- 合格基準:非公開
- 受験料:11,000円(税込) *学生は5,500円税込(要証明)
- 合格発表:受験の翌月末までに個別に通知
学習計画
学習時間
約40時間(平日1時間+土日2時間を4週間程度)
学習方法
試験に向けた学習は、主に以下の方法で行いました。
1. 公式問題集の活用(書籍)
おすすめです。こちらを重点的に学習しました。公式サイトには試験の出題範囲が掲載されているため、試験範囲の内容を体系的に学ぶのに活用しました。重要な部分は強調されているため、出題のポイントを押さえるのに非常に役立ちました。模擬問題集付きだったので、こちらを周回して学習しました。
改訂版 生成AIパスポート テキスト&問題集(¥1,980円)
2. オンライン講座の受講(Youtube)
生成AIの基礎知識を効率よく学ぶために、YouTubeの講座を視聴しました。試験範囲内には独特の概念が様々あるので、それらについての解説動画が役立ちました。横文字やアルファベットの略字が多いですが、イメージで理解するうえではとても助かりました。
3. 電子書籍(Kindle Unlimited)
私はKindle Unlimited会員なので、関連する電子書籍をKindleでダウンロードし、通勤時間などを活用して学習しました。
4. 生成AIパスポート AIクイズアプリ(LINE)
クイズアプリを活用し、隙間時間に繰り返し問題を解くことで知識を定着させました。間違えた問題については公式書籍を参照し、理解を深めました。基本的な問題が多く出題された印象です。
5. GPTs(Chat GPT)
Chat GPT の GPTs にも複数の対策用のAIアシスタントが公開されていました。こちらも活用してみました。様々な観点からの出題や難易度が調整できる点はさすがAIだと感じました。ほかの問題集に慣れてきたら、こちらで腕試ししてみることをおすすめします。
試験攻略法
試験時間の配分
- 60分で60問なので、基本的に1問1分で解答可能
- 計算などの時間のかかる問題はなく、勉強をしていれば30分程度余裕を持てる
試験環境の注意点
- 受験環境についての注意が公式サイトに記載あり
- 監視者ありの資格試験とは異なり、好きなタイミングで開始・終了が可能
- PCで受験するため、シングルディスプレイで受験し、他のアプリやサイトを閉じること
- ブックマークバーの他サイトを誤ってクリックしないよう注意
対策
- 公式テキストをしっかり読み込み、確実に理解しておくことが重要
- 合格率が高いとはいえ、勉強をおろそかにしない方が良い
試験当日の流れ
試験はオンラインで受験可能で、以下の流れで実施されました。
- 事前準備:試験環境のチェック
- ログイン:指定の試験システムにアクセス
- 試験開始:制限時間内に問題を解答
- 結果通知:試験終了後、即時結果が表示
問題は選択式で、実践的な内容も多く含まれていました。
試験結果と試験の感想
試験結果
- 受験日:2025年2月22日 14時ごろ
- 所要時間:約25分
- 試験結果:合格
試験の難易度
試験の難易度は「初級」と感じました。60問60分の試験なのですが、時間には余裕がありました。基本的な知識があれば解ける問題も多いですが、事前の学習は必須です。問題はすべて公式テキストの内容を理解していれば解けるもので、特にひねった問題はありませんでしたが、しっかり読み込んで理解していないとわからない問題も多かったです。
試験を受けた感想
難しい概念も多いですが、生成AIの基本的な知識を確認する試験として、ちょうど良い難易度だと感じました。生成AIの知識は今後ますます重要になるため、継続的に学習を続けていきたいと思います。また、生成AIパスポートはシラバス改訂に伴い資格所有者の更新テストも予定されているため、定期的な知識のアップデートにも役立ちそうです。
おわりに
「生成AIパスポート」は、生成AIの基礎知識を証明するのに最適な試験でした。
生成AIのスキルを証明したい方や、AIの概念や背景、用いられている技術等をより深く理解したい方にはおすすめの試験です!
本記事が生成AIパスポート資格取得の参考になれば幸いです。
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