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Laravelマイグレーションでのトラブルシューティング

2024/04/19に公開

Laravelを使用してマイグレーションファイルを作成し、テストを兼ねてmigratemigrate:rollbackを実行したところ、以下のようなエラーが発生しました。

注)政治的事情によりLaravelのバージョンは古いです(7.x)

SQLSTATE[42704]: Undefined object: 7 ERROR: index "example_column2_id" does not exist (SQL: drop index "example_column2_id")

このエラーは、インデックスや外部キーの削除時の命名に関する問題から生じています。特に、Laravelでは削除する際の指定方法に注意が必要です。

エラーの原因

マイグレーションファイルでのインデックスや外部キーの削除コードが以下のようになっていました。

// drop index
$table->dropIndex(['example_column1_id', 'example_column2_id']);
$table->dropIndex('example_column2_id');
$table->dropIndex('example_column1_id');
// drop foreign key
$table->dropForeign('example_column2_id');
$table->dropForeign('example_column1_id');
// drop column
$table->dropColumn('example_column2_id');
$table->dropColumn('example_column1_id');

このコードでの問題は、インデックスや外部キーの削除方法が適切でないことです。Laravelではこれらの指定を配列で行う必要があります。

解決策

解決策としては、以下のようにすべてのインデックスや外部キーの削除を配列形式で指定します。

// drop index
$table->dropIndex(['example_column1_id', 'example_column2_id']);
$table->dropIndex(['example_column2_id']);
$table->dropIndex(['example_column1_id']);
// drop foreign key
$table->dropForeign(['example_column2_id']);
$table->dropForeign(['example_column1_id']);
// drop column
$table->dropColumn('example_column2_id');
$table->dropColumn('example_column1_id');

ベストプラクティス

さらに良いアプローチとしては、マイグレーションの作成時にインデックスや外部キーに明示的な名前を付けておくことを推奨します。これにより、将来的にこれらを指定しやすくなり、エラーの発生を防げます。

$table->index('example_column1_id', 'custom_index_name1');
$table->foreign('example_column2_id', 'custom_foreign_key_name2');

このように名前を指定しておけば、削除する際にもその名前を使って指定することができ、エラーが発生する可能性が低くなります。

まとめ

Laravelでマイグレーションを扱う際は、削除するインデックスや外部キーの指定方法に注意が必要です。明示的な名前付けや配列形式の指定が、スムーズな開発プロセスを支援します。


Let's Happy Coding!

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