【HTML】HTML入門
HTMLってなんだろう?
HTML(「HyperText Markup Language」ハイパーテキストマークアップランゲージ)は、ハイパーテキストを記述するためのマークアップ言語の1つで、プログラミング言語ではありません。主に「World Wide Web」において、ウェブページを表現するために用いられるマークアップ言語です。
HTMLの基本構文
- 文書型宣言(ドックタイプ)
- html
- head
- meta ~「UTF-8」文字エンコーディングや、色んなmeta情報などを書きます。
- title(ページのタイトル)
- body ~実際にwebページで表示される内容を書きます。
などを書きます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Document</title>
</head>
<body>
実際にwebページで表示される内容
</body>
</html>
HTMLのバージョンについて
HTML Living Standard
HTML Living Standardとは、Apple・Mozilla・Operaの開発者によって設立されたWHATWGという組織が策定するHTMLの仕様のことです。この仕様は、HTML5の廃止によって標準仕様となりました。
これまではW3Cという組織が策定したHTML5やHTML5.1、HTML5.2がHTMLの標準仕様でした。
このHTMLの標準仕様をW3Cでなく、WHATWGという組織が取り決めることになりました。
この組織が取り決めるHTMLの標準仕様が、HTML Living Standardとなります。
▼HTML Living Standard(公式サイト)
▼HTML Living Standard(日本語訳サイト)
HTML Living Standardが採用された理由(HTML5が廃止された理由)
HTML Living Standardが採用された理由は、HTMLの標準仕様をWHATWGという組織が取り決めることになったからです。
当初、別々に独自の仕様を策定して活動してたWHATWGとW3Cは寄り添って共同作業を開始しました。
そんな中、「W3C」はドキュメントを整備してから発行したく、「WHATWG」は順次アップデートを行いたいという考えの違いが生まれたり、「W3C」が「WHATWG」のHTMLをベースに独自の要素を付け足すなどして両組織のHTMLが徐々に乖離します。
この乖離によって、WHATWGは2011年10月にHTML Living Standardを開始し、2012年には共同作業を中止、W3Cは2014年10月にHTML5を、2016年11月にHTML5.1を独自に勧告しました。
つまり、W3Cが勧告するHTML5/HTML5.1と、WHATWGが策定を進めるHTML Living Standardの2つの標準に分裂する状態になりました。
このころから、GoogleのChromeやMozillaのFirefox,、AppleのSafari,、Operaなどの主要ブラウザがW3Cに準拠することを辞めて、HTML Living Standardを標準仕様として採用し始めました。さらに唯一のW3C派だったMicrosoftのEdgeもChromeと同じChromiumベースに移行することを発表しました。
この流れからW3Cは独自のHTMLの標準化を断念して、今後のHTML標準化をWHATWGにゆだねました。
結果、WHATWGは、2021年1月28日にW3CのHTML関連の仕様(HTML5など)をすべて廃止して、独自に策定してきたHTML Living Standardに完全統一しHTMLの標準仕様に採用したというわけです。
▼W3C
▼WHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group)
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参考サイト
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