東京都知事選「AIあんの」技術メモ
はじめに
東京都知事選で「AI」がキーワードとして目立っていますね。
特に「AIゆりこ」と「AIあんの」は立候補者自身をAIアバターとして選挙運動をしています。
同じくYouTubeというプラットフォームでAIVTuberを開発している私はこの動きにとても注目しております!
今回は「AIあんの」の技術面で気になったことをメモします。
「AIあんの」とは?
安野たかひろさんのマニュフェストを学習したAIアバターです。
オンライン(Youtubeライブ)と電話で24時間質問に答えてくれます。
ここではオンライン(Youtubeライブ)でのAIあんのについて見ていきます。
「AIあんの」に質問するには?
では「AIあんの」にはYouTubeライブのコメント欄に投稿することで質問に答えてくれます。
いくつか注意事項があります。
以下、YouTubeライブの概要欄に書かれていることを転記します。
「AIあんの」の反響
「AIあんの」で使われていそうな技術
AIVTuberを運営している私の予想です。ご参考まで!
音声合成AI
安野たかひろさん本人の声を学習した音声合成AI
自分の声を学習する技術を使って音声AIモデルを作成しています。
OpenAIにもVoice Engineがあるので技術例として参考まで!
Text To Speech(TTS)
テキストから音声を生成する技術です
TTS(Text-to-Speech)とは、テキスト入力から自然な音声を生成するタスクである。TTSモデルは、複数の話者と複数の言語の音声を生成する単一のモデルに拡張することができます。
-hugging faceより
https://huggingface.co/tasks/text-to-speech
LLM
ChatGPT-4oなどのテキスト生成AI
安定して配信するためにOpenAIなどの生成AIのAPIサービスが使われているのかな?という予想です。
RAG
マニュフェストをデータベースとして回答を作成?
RAGについては私があまり詳しくないので以下割愛
※誰か教えてください!!!笑
3Dアバター
Vroid Studioで3Dアバターを作成
「AIあんの」を見たときに
「Vroidだああああああ!!!」
と叫びました笑
私もVroid Studioで3Dアバターを作ったので顔に特に見覚えがありました。
Vroid Studioとは
VRoid Studioは、人型キャラクター(キャラクター)の3Dモデルが作成できる Windows・macOS・iPad用アプリケーションです。
また、作成したキャラクターモデルは商用・非商用を問わず、さまざまな用途に活用できます。
「VR/AR空間上で他者とコミュニケーションしたい」「バーチャルYouTuberとして活動したい」など、キャラクターをVR/AR空間で自分の分身として利用したり、映像などの作品制作にも是非使ってみてください!
Vroid公式ドキュメントより
3Dアバターの作り方はこちらに詳しく書きました。
アニメモーション
VRMA形式の「握手」などのモーションを実行
3Dキャラクターモデルの共通フォーマット「VRM(.vrm)」で利用できる、アニメーションフォーマット「VRMアニメーション(.vrma)」というものがあります。
こちらの技術を使って「握手」などのモーションファイルを用意しているのではと予想しています。
まとめ
私は個人開発でAIVtuberを運営していて、まさか都知事選で同じような技術を使って国民とコミュニケーションを取っている候補者が現れたのがとても衝撃的でした。
今後も「AIあんの」に注目していきたいと思っていますー!
こんな感じでXで開発や運営について発信しているのでぜひフォローを!
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