Windows 11 での WSL 2+Docker をインストールする
WSL 2 (Windows Subsystem for Linux 2)
仕事上は Mac を使っているのですが、M1 のため色々と課題も多く、特に仮想環境を構築する場合に面倒を感じていました。そのため、Windows というか Intel 環境のマシンで Docker を動かして試せるようにしようと思い始めて、Windows PC 上に環境を構築しようと調べたところ、WSL 2 を入れるのが手っ取り早いらし、というところにたどり着きました。
Windows 11
昨年、10年来使い続けた CPU + M/B + Memory + ストレージ をアップグレードして Windows 11 対応のものに変更し OS もアップグレードした(ここも苦労しました)のですが、ありがたみは全く感じませんでした。しかし、今回はそのありがたみを初めて感じました。WSL は面倒そうだったこともあり、また自分の目的には Git for Windows でいいじゃんって思ってこちらを使ってきましたが、WSL のインストールはすごく楽でした。ある時期以降の Windows 10 か Windows 11 から楽になったとか。
WSL 2 のインストール
基本、次を参考にして進めました。
PowerShell を管理者権限で起動し次のコマンドを実行。
> wsl --install
そうすると、インストールが始まり、終わると PC の再起動を求められます。これにより、ディストリビューションをインストールするために必要な機能が有効になるそうです。
今回はディストリビューションを指定していないのと、--no-distribution も指定していないので、次回起動時に Ubuntu (デフォルト)がダウンロードされることになります。
Virtualization 設定
再起動後は最初なので Ubuntu のダウンロードから始まります(結構時間がかかる)。ダウンロード後は Ubuntu が動いてターミナルウィンドウでプロンプトが出るのですが、今回は動作中にエラーが発生しました。Virtualization が On になっていないというエラーです。M/B 入れ替えて以降、仮想化使っていませんでしたので変更してませんでした。
PC を再起動し BIOS 設定に入り(ASUS M/B なので F8 押し)、詳細設定で SVM Mode を Enable に(AMD システムなので)して Virtualization 機能を On に変更します。
Windows 起動後、Ubuntu の画面で
次の表示が無事に出ました。
Enter new UNIX username:
ここで初期登録したいユーザー名とパスワードを入れれば、ユーザー登録も完了です。
Docker インストール
Docker そのものは次からダウンロードしました。
インストーラーを実行すると質問が2項目ありました。
- Use WSL 2 instead of Hyper-V
- Add Shortcut to desktop
上はチェックを入れ(今回の目的がここにあったので)、下は好みに応じてチェックし [OK] するとインストールが行われます。問題なくインストールが終わると、Docker Desktop が利用できるようになります(自分はなりました)。
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