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AWSのEC2インスタンスセットアップ 起動→SSH接続まで

2021/01/14に公開

Hadoopについて基本を学んだあとで,AWS EC2インスタンスでHadoop環境を実際に作成してみます.(分散処理ということで複数のマシン(EC2)が必要になるかと思われるかもですが,1つのマシンでも作成できるようです) この記事ではEC2インスタンス作成からSSH接続するまでを書きます

※ちなみにAWSには,Hadoop環境を最適にセットアップサポートしてくれるEMR(Elastic MapReduce)というサービスがあるので今度触れてみます

AWSインスタンスへの接続はみんな大好きWindowsのコマンドプロンプトを使います(Macのターミナルでもできます)

EC2インスタンスの作成

  1. AWSマネジメントコンソールにログイン
    https://aws.amazon.com/jp/console/
  2. AWSのサービスからEC2を探してクリックすると,EC2マネジメントコンソールに行きます
  3. サイドバーのインスタンスをクリックし,右上に出てくる「インスタンスを起動」を押下する
  4. Amazon Linux 2 AMI (HVM), SSD Volume Type を選択
  5. インスタンスの大きさ(メモリ量や通信速度などが違う)を決めます.

    今回はt2.smallを選択し,上タブの「セキュリティグループの設定」を押下します
  6. 下記画面のソースをドロップダウンで「マイIP」に設定し,「確認と作成」を押下
    (自分のグローバルIPアドレスが入力されます)
  7. 起動するインスタンスの設定を確認したら「起動」を押下

セキュリティグループの設定

設定をせずにインスタンスを作成すると,インスタンスの止め忘れなどで長期放置などされた場合に,不正にどのIPアドレスからでもアクセスできてしまいます.
(SSHの仕組み知ってるし,,そんなまさかと思うかもですが,警告されている以上やっておいて損はないです)

SSH鍵のダウンロード

  1. このダイアログがでてきたら「新しいキーペアを作成する」で任意の名前を入力し,ダウンロードを押下.自分のPCの任意の場所に置きます(あとでコマンドプロンプトでたどり着ける場所においてください)

Let's Access!

さて,インスタンスが立ち上がると,インスタンス一覧画面でこのような表記になります

※ステータスが「初期化しています...」は文字通り初期化中なのでそっとしておきましょう.5分くらいかかるはず

  1. インスタンスIDがクリックできるリンクになっているのでクリックします
  2. フルサイズだと画面真ん中あたりに配置される「パブリック IPv4 DNS」のURLをコピーします(compute.amazonaws.comで終わるやつ)
  3. コマンドプロンプトを起動し,以下のコマンドを入力します
ssh -i "鍵名.pem" ec2-user@パブリック IPv4 DNSのURL

パブリックIPv4アドレスをコピペし,「パブリック IPv4 DNSのURL」の部分を「パブリックIPv4アドレス」にしてもできます.
4. 初めての接続の場合,以下のような文面が出てきます(移せないところは「~」でマスクしてます)

The authenticity of host 'ec2-~~-~~~-~~~-~~~.[作成したリージョン].compute.amazonaws.com (~~.~~~.~~~.~~~)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is [~~~].
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?

※未知のSSH先だよ.接続したことないけど,接続する?と聞かれています(このメッセージは,ホームディレクトリの.ssh/フォルダのknown_hostsにないマシンに接続するときに出ます)
yesって打って「Enter」押下すると,

Warning: Permanently added 'ec2-~~-~~~-~~~-~~~.[作成したリージョン].compute.amazonaws.com,~~-~~~-~~~-~~~' (ECDSA) to the list of known hosts.

       __|  __|_  )
       _|  (     /   Amazon Linux 2 AMI
      ___|\___|___|

https://aws.amazon.com/amazon-linux-2/
2 package(s) needed for security, out of 5 available
Run "sudo yum update" to apply all updates.
[ec2-user@ip-~~-~~~-~~~-~~~ ~]$

※Warning: Permanently addedという警告は,以前接続したときとホストの証明書(SSH鍵など)が異なっているときに出る.初回接続の際も出るので心配はない
これでEC2インスタンスへのSSH接続ができました

長期間使わない場合は,しっかり止めておきましょう

接続の解除

ログアウト的なものは,exitでできます

止め方

  1. EC2インスタンス一覧から,止めたいインスタンスの行を右クリック
  2. 「インスタンスの終了」を押下

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