なぜリンクをコピーするとすごく長い時があるのか?
リンクをコピーして誰かに送ろうと思った時に、非常に長いURLになったことがありませんか?
この記事では、その理由を簡単に解説します。
URLの基本構造
まず、基本的なURLは次のような構造を持っています。
基本的なURLは、プロトコル(https://
)、ドメイン(www.example.com
)と言われるものが含まれており、インターネット上における、ウェブサイトの住所のような役割を果たしています。
しかし、これだけでは必要な情報が不足していることがあります。
そんな時、追加で情報を指定するために、URLの末尾にデータが追加されます。
URLが長くなる理由
リンクが長くなる主な原因は、以下のような追加情報がURLに含まれるためです。
1. クエリパラメータ
クエリパラメータは、?
の後に続く部分で、URLに追加のデータを渡すために使われます。例えば、検索キーワードやページ番号などを指定するためです。
https://www.example.com/search?q=naze_rinku_nagai
例:このURLでは、q=naze_rinku_nagai
というクエリパラメータがあり、「naze_rinku_nagai」というキーワードで検索した結果を表示するための情報が含まれています。
2. トラッキングパラメータ
多くのウェブサイトでは、マーケティングや分析のために、リンクにトラッキング情報を追加しています。たとえば、広告やニュースレターの効果を測定するために、リンクがクリックされた場所やユーザーの情報が追跡されます。
https://www.example.com/?utm_source=newsletter&utm_campaign=fall_sale
例:ここでは、utm_source
や utm_campaign
といった情報が追加され、リンクがどこからクリックされたかやキャンペーン名などが記録されています。
3. ページに関連する情報
ショッピングサイトや検索エンジンなどでは、商品IDやページ番号、ユーザーが選んだ条件など、ページに関連する情報がURLに含まれることがあります。
これにより、特定の商品や検索結果を表示するためのリンクが作られます。
https://www.example.com/products?category=shoes&sort=price_desc&page=2
例:ここでは、category=shoes
、sort=price_desc
、page=2
のような情報がURLに含まれており、シューズカテゴリの価格順で並び替えられた2ページ目の商品が表示されます。
長いリンクのメリットとデメリット
メリット
- ページの状態を保存:特定の条件やフィルタリング結果がリンクに含まれることで、同じ状態のページにすぐにアクセスできます。
- トラッキング:マーケティングや分析データの取得が可能になり、サイト運営者は訪問者の行動を理解できます。
デメリット
- 視覚的に長い:リンクが長すぎると、視覚的に煩雑に見えます。共有するときに不便になることもあります。
- 信頼感の低下:長いURLは、詐欺の疑いを持たれることもあります。
短縮URLの活用
こうした長いURLを扱う際に便利なのが、URL短縮サービスです。たとえば、bit.ly
や tinyurl.com
などのサービスを使って、長いリンクを短くできます。
https://bit.ly/3qA1YzK
例:短縮されたURLは見た目もスッキリし、シェアもしやすくなります。
Discussion
短縮URLは長いURL以上に詐欺等の可能性を感じますが……。
リダイレクト先のドメインを隠蔽するわけですから。
リダイレクト先のURLを知るためにその短縮URLサービス固有のリダイレクト先を調べる方法を知らないといけないため、共有された側がサービス自体を知らないと安全に使えないというのは大きなデメリットです。