💻
運用保守と新規開発の違いについて
運用保守と新規開発の違いについて、自社開発で常に行われている開発はどっちなのか?など、よくわからなかったことをまとめてみました。
運用保守とは
運用保守は、リリースされたサービスを安定して稼働させ続けるための活動。具体的には以下のような業務が含まれる。
目的
- 安定性の維持: サービスの安定稼働を確保するため、バグ修正やパフォーマンス向上、セキュリティアップデートを行う。
- ユーザーサポート: ユーザーからの問い合わせ対応やフィードバックを元にした修正を行う。
- 既存機能の最適化: 現行機能の改善や微調整を行い、既存のコードベースを維持し、品質を保つ。
活動内容
- バグフィックス: 発見されたバグの修正を行う。
- パフォーマンスチューニング: システムのパフォーマンスを向上させるための調整を行う。
- セキュリティアップデート: 新たに発見されたセキュリティ脆弱性への対応を行う。
- モニタリングとアラート対応: システムの監視と異常発生時の対応を行う。
期間とリソース
- 継続的な活動: リリース後、サービスが終了するまで続く。
- 専任チーム: 多くの場合、専任の運用保守チームが存在し、定期的にタスクを処理する。
新規開発とは
新規開発は、既存のサービスに新しい機能を追加したり、新しいサービスを開発する活動です。具体的には以下のような業務が含まれます。
目的
- 新機能の追加: サービスに新しい機能を追加することで、ユーザー体験の向上や新たな市場開拓を目指す。
- 新規サービスの構築: 全く新しいプロジェクトやサービスをゼロから開発する。
活動内容
- 要件定義と設計: 新機能や新サービスの要件を定義し、システム設計を行う。
- 実装とテスト: 新しい機能やサービスを実装し、テストを行う。
- リリース準備: 新機能や新サービスのリリースに向けた準備を行う。
期間とリソース
- プロジェクトベースの活動: プロジェクトごとに活動が終了する。
- プロジェクトチーム: 一時的に編成されるプロジェクトチームが新規開発を担当する。
自社開発における具体例
運用保守の具体例
- バグ修正: ユーザーから報告されたバグの修正を行う。
- セキュリティパッチの適用: 定期的なセキュリティパッチの適用を行う。
- サーバーリソースの最適化: サーバーのモニタリングとリソースの最適化を行う。
新規開発の具体例
- 新機能の追加: 例えば、ユーザーのSNS連携機能の追加を行う。
- モバイルアプリの新規開発: 既存のウェブサービスに対応するモバイルアプリを開発する。
- サービスのリニューアル: 既存サービスの大規模なリニューアルプロジェクトを行う。
まとめ
運用保守はサービスの安定稼働を維持するための継続的な活動であり、新規開発はサービスの価値を向上させるためのプロジェクトベースの活動。
自社開発の場合、両者のバランスを取ることが重要で、専任チームやプロジェクトチームを適切に配置することで、サービスの品質と価値を最大化することができる。
Discussion