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運用保守と新規開発の違いについて

2024/07/18に公開

運用保守と新規開発の違いについて、自社開発で常に行われている開発はどっちなのか?など、よくわからなかったことをまとめてみました。

運用保守とは

運用保守は、リリースされたサービスを安定して稼働させ続けるための活動。具体的には以下のような業務が含まれる。

目的

  • 安定性の維持: サービスの安定稼働を確保するため、バグ修正やパフォーマンス向上、セキュリティアップデートを行う。
  • ユーザーサポート: ユーザーからの問い合わせ対応やフィードバックを元にした修正を行う。
  • 既存機能の最適化: 現行機能の改善や微調整を行い、既存のコードベースを維持し、品質を保つ。

活動内容

  • バグフィックス: 発見されたバグの修正を行う。
  • パフォーマンスチューニング: システムのパフォーマンスを向上させるための調整を行う。
  • セキュリティアップデート: 新たに発見されたセキュリティ脆弱性への対応を行う。
  • モニタリングとアラート対応: システムの監視と異常発生時の対応を行う。

期間とリソース

  • 継続的な活動: リリース後、サービスが終了するまで続く。
  • 専任チーム: 多くの場合、専任の運用保守チームが存在し、定期的にタスクを処理する。

新規開発とは

新規開発は、既存のサービスに新しい機能を追加したり、新しいサービスを開発する活動です。具体的には以下のような業務が含まれます。

目的

  • 新機能の追加: サービスに新しい機能を追加することで、ユーザー体験の向上や新たな市場開拓を目指す。
  • 新規サービスの構築: 全く新しいプロジェクトやサービスをゼロから開発する。

活動内容

  • 要件定義と設計: 新機能や新サービスの要件を定義し、システム設計を行う。
  • 実装とテスト: 新しい機能やサービスを実装し、テストを行う。
  • リリース準備: 新機能や新サービスのリリースに向けた準備を行う。

期間とリソース

  • プロジェクトベースの活動: プロジェクトごとに活動が終了する。
  • プロジェクトチーム: 一時的に編成されるプロジェクトチームが新規開発を担当する。

自社開発における具体例

運用保守の具体例

  • バグ修正: ユーザーから報告されたバグの修正を行う。
  • セキュリティパッチの適用: 定期的なセキュリティパッチの適用を行う。
  • サーバーリソースの最適化: サーバーのモニタリングとリソースの最適化を行う。

新規開発の具体例

  • 新機能の追加: 例えば、ユーザーのSNS連携機能の追加を行う。
  • モバイルアプリの新規開発: 既存のウェブサービスに対応するモバイルアプリを開発する。
  • サービスのリニューアル: 既存サービスの大規模なリニューアルプロジェクトを行う。

まとめ

運用保守はサービスの安定稼働を維持するための継続的な活動であり、新規開発はサービスの価値を向上させるためのプロジェクトベースの活動。
自社開発の場合、両者のバランスを取ることが重要で、専任チームやプロジェクトチームを適切に配置することで、サービスの品質と価値を最大化することができる。

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