【資格】統計初心者が統計検定2級・準1級を合計2か月で合格した話
①はじめに
今回、統計検定2級・準1級に合格できましたので、その勉強法などを共有しようと思います。
読む前の注意点として、
目次
- はじめに
- モチベーション
- バックグラウンド
- 時系列
-
勉強法
- 2級・準1級共通の考え方
- 2級
- 準1級
- さいごに
②モチベーション
大学に留年し時間があったので、興味のあったデータサイエンスを学びたいと思い、統計学の勉強をし始めました。その通過点として統計検定を受けた、という経緯です。
③バックグラウンド
-
関東の国立大、情報工学専攻の3年生。(留年したので二回目の3年生)
-
情報工学を専攻しているが、統計学の授業は履修していなかったので、大学での知識はほぼゼロ(固有値・固有ベクトルが求められる程度)。
-
高校時代は数Ⅲまでやっていたので、微積分や確率の基礎知識はあった。
-
数学は得意とは言えないけど、好きではある。
-
機械学習についての知識は多少あった。
-
忙しさ具合は、大学の授業はすべてオンラインで5講義、週3でアルバイトをしている程度なので、勉強時間は容易に確保できました。
といった具合です。
とりあえず、私は5月頭の時点では
でした。
そんななか、
資格を取得するうえで考えたことはたくさんありますが、なにより
ということを第一に考えていました。
なので、
④時系列
- 5月頭 : 統計検定2級をとることを決意とともに試験日(5/31)を決め申し込み・参考書購入
- 5/31 : 2級試験日⇒合格
- 6/1 : ノリで準1級もいけるだろうと、試験日(6/30)を決め申し込み・参考書購入
- 6/30 : 準1級試験日⇒合格
といった感じです。
⑤勉強法
概要
- 2級・準1級共通の考え方
-
2級
- 参考書
- 2級を勉強するうえで一番大事なこと
- 実際にやったこと
- 参考サイト
-
準1級
- 参考書
- 準1級を勉強するうえで一番大事なこと
- 実際にやったこと
- 参考サイト
・ 2級・準1級共通の考え方
2級・準1級共通して勉強を始めたときに考えたことは、
ことです!(正直、これが一番つらい)
正直、参考書を1周したくらいじゃ「何を言っているのかさっぱり。」って感じですよね。自分もそうでした。
でも、やるのです。「とりあえず」1周して、過去問を解ききるんです。
そして、もう一度参考書を見てみると、1周目と比べ物にならないくらい、いろんな知識が入ってくるようになります。
2級
- 勉強期間は、3週間
- 総勉強時間は、60時間くらい
試験時間は90分で、60点以上で合格
- 参考書
- 統計検定2級対応 統計学基礎[2]
- 公式サイトからダウンロードした過去問5年分(解説は統計webを参考にさせていただきました!)
- 2級を勉強するうえで一番大事なこと
です!
2級は統計の初学者の方が受けることも多いと思います。
そのため、参考書を眺めているだけではいまいち理解が難しいです。
公式の導出など難しい部分はいったん置いといて、最終的な結果を暗記し、問題にチャレンジすることをオススメします。
2級の中で比較的難しい「信頼区間や検定法」は、「分布表を用いて、公式に当てはめて計算するだけ」なので、過去問や参考書の練習問題をこなすことでかなり理解が深まります。
ほかの単元でも公式に代入する程度の問題がよく出るので、暗記ゲーだと思ってたくさん覚えましょう。
- 実際にやったこと
最初の10日間
- 3日間で参考書を1周(流し読みで大事そうなところにマーカーと付箋・練習問題も流し見)
- 1日1年分過去問を解く(5日間で5年分)※3分考えて分からなかったら答え見て解説読む
- 初めの参考書1周目は過去問をやるための土台作りでしかない。
- 解説読んで、「ふーん、なるほどね」くらい思えれば問題ない。
- 勉強時間は3時間 / 日
試験3日前まで
- 3日間で参考書をもう1周(練習問題も少しづつ解き始める・改めて必要なところにマーカー)
- 1日2年分のペースで過去問をもう1周
- 3,4を2回くらい繰り返す(このころには過去問もほぼ全部解けるようになる)
- とにかく問題を解きまくる期間!
- ある程度できるようになったら、計算が結構面倒になってくるので、解法が頭で思い浮かべればOK!
- 勉強時間は4時間 / 日
ラスト3日間
- 過去問にオーバーフィットしないように、過去問にも出てこない単元や理解が薄い単元を重点的に復習
- 試験本番!ガンバル。
- 電卓は、こちらを買いました。メモリ機能の仕様が少し難しいので、過去問などで練習をしたほうがいいと思います。
- 参考書を繰り返し読んで、苦手な部分の理解をしっかり深めましょう。
- 試験日の午前中に、過去問を1時間で手を動かさず、ザっと頭で解くと総復習ができます。
- 勉強時間は4時間 / 日
※バイトや大学の課題があったので、記載の勉強時間が毎日できたわけではないです。
- 参考サイト
特になし。
準1級
- 勉強期間は、1か月
- 総勉強時間は、150時間くらい
試験時間は90分で、60点以上で合格
- 参考書
- 準1級を勉強するうえで一番大事なこと
です!!!
過去問(自分は6年分、論述問題も含みます)含めワークブックの「すべての問題」が解けるようになることを第1目標とし、
第2目標は「過去問に出てこなかった単元や公式」も「広く浅く」(公式の導出や完璧な理解はいらないが、大枠の理解と最終的な公式は覚えておく程度)覚えることです。
CBTになってから、自分の体験とTwitterを眺めた感じだと、「大門の数が増え、小問は1,2問、計算量はそんなに多くはなく、初めて見る問題でもそんなに高度な問題は出ない」のかなと感じました。
しかし、高度でなくても「そんなところ出る!?」みたいな、ワークブックの端っこにあるような知識が出たりするので、最後まで気を抜かずワークブックをやる必要があります。
- 実際にやったこと
最初の2週間
- 3日間でワークブックを1周(流し読みで大事そうなところにマーカーと付箋・問題も流し見)
- 難しすぎるので、もう1周(こちらも三日間、少し問題を解く)
- 1日1年分過去問を解く(6日間で6年分)※3分考えて分からなかったら答え見て解説読む
- 初めのワークブック1,2周目は過去問をやるための土台作りでしかない
- 解説読んで、「ふーん、なるほどね」くらい思えれば問題ない(実際、私が初めて過去問やった時は3割くらいしか点数取れませんでした。)
- 勉強時間は5時間 / 日
試験3日前まで
- ワークブックもう1周(問題全部解く・改めて必要なところにマーカー)
- 過去問とワークブックの問題を全部解けるまで、3と4の繰り返し
- とにかく問題を解きまくる!
- 解けなかった問題は、印や付箋をつけて後で分かるようにしておく。
- ある程度できるようになったら、計算が結構面倒になってくるので、解法が頭で思い浮かべればOK!
- 勉強時間は6時間 / 日
ラスト3日間
- 全部解けたら、過去問に出てこない単元(過去問で出てこない分、理解が薄いところが多いはず)を重点的に復習
- 試験本番!ガンバル。
- 電卓は、こちらを買いました。メモリ機能の仕様が少し難しいので、過去問などで練習をしたほうがいいと思います。
- 理解が薄いところを、ワークブックやYoutube、記事などを参考にしてできる限り理解を深める。
- 鬼のように難しいところは、あきらめるのはアリ(でも、単元2,3個までにしておきたい)
- 勉強時間は10時間 / 日
※バイトや大学の課題があったので、記載の勉強時間が毎日できたわけではないです。
- 参考サイト
このリンク集が最強でした!
比較的ワークブックよりもわかりやすく説明がされているため、理解が薄いところを補完できます!
⑥さいごに
無事に2級・準1級に合格できたので、11月にある1級にもチャレンジしていきたいと思います。
統計を勉強する仲間として、共に頑張りましょう!
では、また!
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