駆け出しエンジニアは全員チーム開発をやった方がいい
駆け出しエンジニアは全員チーム開発をやった方がいい
みなさん、こんにちは!
個人開発って楽しいですよね。でも、実は「チーム開発」の経験を積むことの方が、エンジニアとしての成長には大切だと私は思っています。
今回は、チーム開発のすごさと始め方について、できるだけ具体的にお話ししていきます!
はじめに
みなさんも、こんな悩みを持っていませんか?
- 「実務経験ないし、本当に現場で通用するのかな...」
- 「自分のコード、ホントにこれでいいのかな...」
- 「チーム開発って実際どうやるんだろう?」
- 「初めての職場で迷惑かけないかな...」
実はこれ、ほとんどが「チーム開発の経験不足」が原因なんです。一人で黙々とコードを書くだけじゃ気づけない、チームならではの学びがたくさんあるんですよ。
チーム開発のすごいところ
1. 実務の雰囲気が体験できる
個人開発だと好きなペースで進められますが、実務で必要な経験が意外と不足しがちです。例えば:
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他の人のコードを読んで理解する
- 「あ、こんな命名の仕方があるんだ!」
- 「この実装方法、めっちゃスマートだな」
- 「レガシーコードってこうやって改善していくのか」
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コードレビューの経験
- 「PRはこのくらいの大きさにするといいのか」
- 「レビューコメントはこう書くと伝わりやすいんだ」
- 「テストって実際どこまで書けばいいんだろう?」
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みんなでの設計検討
- 「DBの設計ってみんなでこうやって決めていくんだ」
- 「APIの名前の付け方にもちゃんとルールがあるんだ」
- 「フロントとバックで責任の範囲をこう分けるのか!」
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タスク管理の実践
- 「工数の見積もり、こうやって考えるんだ」
- 「あ、このタスクが終わらないと次に進めないのか」
- 「遅れそうな時はこうやって報告するんだな」
2. コミュニケーション力が鍛えられる
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自分の考えを説明する力
- 「この設計にした理由はこうで...」
- 「この改善で○○秒速くなりました!」
- 「セキュリティ対策として、こういう方法を...」
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技術的な議論の進め方
- 「このライブラリのメリット・デメリットは...」
- 「コーディングルール、こうしませんか?」
- 「デプロイの方法、こっちの方が安全だと思います」
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GitHub上でのコミュニケーション
- 「バグの再現手順はこんな感じです」
- 「画面収録つけておきました!」
- 「変更した理由はこういうことです」
3. 実践的なGitの使い方が身につく
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ブランチの使い分け
- 「機能追加はfeature/、修正はfix/から始めるのね」
- 「リリース前はこのブランチ使うんだ」
- 「バージョン管理はこうやるのか」
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コンフリクトへの対応
- 「rebaseとmerge、使い分けが大事なんだ」
- 「あ、ここでコンフリクト起きそう...」
- 「大きなコンフリクトを防ぐにはこうするのか」
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CI/CDの活用
- 「GitHub Actions便利だな」
- 「テストの自動化って素晴らしい」
- 「デプロイの自動化、こうやるんだ!」
チーム開発を始めるための具体的なステップ
Step 1: 開発チームを見つける
- ハッカソンやもくもく会への参加
- OSS開発への貢献
- SNSでの仲間募集(X、Discord等)
- プログラミングスクールの卒業生コミュニティの活用
Step 2: プロジェクトの立ち上げ
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チーム内での役割分担の決定
- 技術リード
- スクラムマスター
- レビュアー等
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開発環境の整備
- リポジトリの作成
- ブランチ戦略の決定
- CIの設定
- コーディング規約の策定
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コミュニケーションツールの選定
- Slack/Discordでのチャット
- Notion/Confluenceでのドキュメント管理
- Jira/Trelloでのタスク管理
Step 3: 開発プロセスの確立
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アジャイル/スクラムの導入
- デイリーミーティング
- スプリントプランニング
- レトロスペクティブ
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コードレビューのルール策定
- レビュー基準の明確化
- PRテンプレートの作成
- レビュー期間の設定
実践的なアドバイスと注意点
成功のためのTips
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小さく始める
- まずは2-3人での小規模なプロジェクトから
- 機能要件はシンプルに設定
- 開発期間は1-2ヶ月程度に設定
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ドキュメントを重視する
- READMEの充実
- セットアップ手順の明確化
- 設計文書の作成と共有
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積極的なコミュニケーション
- 困ったことはすぐに相談
- 定期的な進捗共有
- 技術的な議論の活性化
よくある失敗パターンと対策
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タスク管理が曖昧になる
→ Issueでの明確な要件定義を心がける -
コードレビューが形骸化する
→ レビューチェックリストを作成する -
コミュニケーション不足による認識齟齬
→ 定期的なミーティングを設定する
まとめ
チーム開発は、実務により近い環境で技術力とコミュニケーション能力を同時に高められる最適な学習方法です。
個人開発で基礎を固めつつ、チーム開発で実践的なスキルを磨いていくことで、より確実にエンジニアとしての成長を実感できるはずです。
最初は不安も多いかもしれませんが、小さな一歩から始めることが大切です。この記事を読んだ方は、ぜひ明日からでもチーム開発に挑戦してみてください。
きっと、あなたのエンジニアとしてのキャリアに大きな価値をもたらすはずです。
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