Google Apps Script(GAS)のスクリプトエディタのサービスからGA4のAPIが追加できるようになった件
2022年5月からグーグルアナリティクスの次世代版GA4のAPIを、Google Apps Script(GAS)で簡単に利用できるようになりました!
GA4のAPI
GA4のデータをプログラミングなどで取得したい場合には、「Google Analytics Data API」から取得できます。
従来版GAのユニバーサルアナリティクス(UA)とは設計思想など大きく異なっている面もあり、まったく別物のAPIを利用する必要があります。
元々GCPからAPI有効化や権限設定が煩雑
GA4のAPIは、Google Cloud Platfrom(GCP)で設定必須でした。
Google Apps Script(GAS)から実行したい場合、GCP側の設定に加え、GASのプロジェクト紐づけやマニュフェストファイル(appsscript.json)を直接書き換えるなど、かなり面倒でした。
実際にGASでGA4にAPIでリクエストする手順は以下でまとめています。
※ユニバーサルアナリティクスのAPIはGASサービスから追加すれば、すぐに利用可能。
GASのサービスにGA4のAPIが追加
2022年5月にGASのエディタのサービスを閲覧していたところ、GA4のAPIが追加されているのを発見しました!
これで、UAと同じように超簡単にGASでAPIが実行できます。
3分でGASからGA4のデータを取得
GASからGA4のAPIにリクエストして、データを取得する手順を動画にしてみました。
サンプルコードの実行含め、たった3分でGA4からカンタンにデータが取得できます。
もうGCPでAPIの設定は必要ありません。
GA4のデータをGASで取得したい方は、動画を参考にして実行してみてください。
※ブログ記事でも解説しています↓
残念ながらAPIで取れない数値も多い…
GA4のAPIをGASからリクエストしやすくなったものの、取得できない指標・ディメンションも多いです。
これは、β版ということもありますが、GA4の開発スピードはUAに比べて遅め(リリース延期多発してた)です。
Googleのエンジニアが実装していくのを気長に待ちましょう。
UAでのGASツールをGA4に置き換え準備
従来版UAではGASでAPIリクエストして、アクセスデータを取得していた方は多いと思います。
残念ながら、ユニバーサルアナリティクスはすでに来年2023年にサービス終了がアナウンス済みです。
残る猶予が1年となったため、GA4でも同様にGASから利用できるよう、置き換えを始めておきましょう。
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