DeepL×Google画像認識の和訳LINEアカウント「瞬間Deep和訳」リリース!
個人開発したLINEアカウント「瞬間Deep和訳」をリリースしました。
世界一の翻訳AIのDeepLとGoogleの画像認識によるOCR和訳サービスを、日本No1メッセージアプリLINEを使って実現しました。
瞬間Deep和訳って?
「瞬間Deep和訳」は2022年2月2日に個人開発したLINEアカウントです。
LINEトークにスマホで撮影した写真を投稿すると、写真に写った英文をOCRして和訳した翻訳結果を返信するサービスになります。
下記のQRコードまたはリンクからLINEアプリで友達追加できます。
実際に使う方法はとても簡単で、「瞬間Deep和訳」のトーク画面に翻訳したい英文が写った写真を送れば、和訳結果を返信してくれます。
簡単・スピーディかつ、高性能な翻訳結果をLINEで得ることができます。
個人開発の経緯
瞬間Deep和訳を開発してみようと思ったのは、DeepLに無料APIがあることを知ったのがきっかけです。
DeepLはその翻訳精度の高さから世界一とも言われ、英語→日本語の翻訳文がめちゃくちゃ読みやすいです。
これがあれば英語ページでも抵抗感なくアクセスできるため、私もGoogle翻訳から乗り換えました。
そんな超高性能なDeepLにAPIがあることを知り、APIを使って何か個人開発できなかいかなと思い、考えたのがLINEアカウントによる和訳サービスです。
ターゲットはスマホユーザー
翻訳のニーズを考えたときに、「日本人ってどういうときに翻訳サービス使うか?」 を考えました。
そもそもDeepLがWebサービスを提供しているので、ウェブアプリでは車輪の再発明です。
ウェブアプリはダメなので、パソコンがない場合に、翻訳したいシチュエーションを考えたところ、
「英語の書類や論文、洋書などの出版物を読んでいるとき」
が思い浮かびました。
こうしたケースで「スマホで写真撮影して、英文を読み取って和訳できたら便利だな」と考えました。
スマホのOCR和訳アプリを調査
先程の利用シーンに対し、現状では以下の3つのスマホアプリが解決策としてありました。
- Google翻訳のスマホアプリ
- DeepL翻訳のスマホアプリ
- LINEアプリのOCRと翻訳
これらの和訳サービスを検証したところ、以下のことが分かりました。
- Google翻訳アプリはOCRの文字認識率は高いが、日本語が読みにくい
- DeepL翻訳はOCRの文字認識率が低いが、日本語が読みやすい
- LINEのOCR&翻訳は文字認識率は高いが、日本語が読みにくい
現状のところ、OCR性能と翻訳性能を両立したサービスは存在していないと判断しました。
競合サービスよりもちょっと良いがコンセプト
そうした調査を経て、LINEアカウント「瞬間Deep和訳」を開発しました。
「瞬間Deep和訳」は 「類似サービスよりちょっと良い」 がコンセプトです。
瞬間Deep和訳はGoogle Apps Scriptで開発しています。
- GoogleのDriveAPIでOCR画像認識
- DeepLのAPIで英語→日本語の和訳
- フロントはLINEアカウント(Messaging API)
GoogleのDriveAPIのOCR画像認識は世界一の性能と言われています。
そこに世界一の翻訳性能と言われるDeepLをAPIで組み合わせることで、文字認識率と翻訳精度の両立を目指しました。
さらに、スマホアプリはインストールする必要があるので、ほぼすべての日本人が持っているLINEで使えるよう、LINE Messaging APIも利用しました。
これによって、世界一(OCR画像認識)×世界一(翻訳)×日本一(メッセージアプリ)を実現しています。
前述したすでに存在してい競合サービスよりも、どこか一箇所優れているメリットがある状態です。
実際に使用してみると、利用シーンとして考えた、洋書での検証では文字認識も100%かつ、自然な日本語訳が出力されています。
※写真に英語の写り切れがあると、それが残ってしまう場合があります。
ただ、3つの競合サービスで同じ写真を翻訳した場合よりも、翻訳結果は優れたものになっています。
終わりに
今回、個人開発したLINEアカウント「瞬間DeepL和訳」を紹介しました。
開発の経緯や開発に際して、検討したプロセスやサービスのコンセプトをまとめてみました。
DeepLのすごい翻訳性能をLINEで手軽に利用できます。
ぜひ、英語論文や洋書を読む機会が多い方は試してみてください。
QRコードまたはリンクからLINEアプリで友達追加できます↓
参考リンク
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