技術同人誌読書感想「IoTプロジェクトで学ぶ 実践PoC」
注意事項
本記事は第三者の方が執筆された書籍を読書した際の感想となります。あくまで個人の感想である事をご留意ください。本記事は本の内容の要約を目的としたものではないため詳細については極力記載を控えており、当方にお問い合わせいただきましてもご回答いたしかねるので事をご理解ください
当記事は技術同人誌の普及を願い執筆行っておりますが、もし執筆者の方にとって不都合な内容となっている場合はご連絡ください、修正あるいは記事を非公開させていただきます。ご連絡手段はコメントもしくはXのDMにてご連絡いただけたらと思います
前書き
2024年の5月26日(日)に開催された技術書店 16に一般参加者として参加させていただきました
色々本を探していたのですが、中でもエンジニア初学者におすすめしたい本を探しているところえすさんでぽっく
様のブースにて本記事の「IoTプロジェクトで学ぶ 実践PoC」と「エンジニアのためのファシリテーションハンドブック」が販売されており、プロジェクトの進行管理についての知識を知ってもらうのには有用ではと思い購入に至りました
本の情報
タイトル:
IoTプロジェクトで学ぶ 実践PoC
執筆者:
えすさんでぽっく
様
ページ数:
116ページ
ざっとした内容
章ごとにPoCについての内容を綺麗に記載されていました
第1章から第3章はPoCについての基本的な概念の説明となっていました。
第4章から第9章は具体的なPoCのやり方のHowToとなっています。IoTデバイスでの開発を前提としてPoCの一連の流れの解説があります。
第10章はPoCの実践として製造企業の事例を例題とし実際の流れの記述があります
個人的な感想
PoCについてのピンポイントに内容をまとめた本となっており、100ページ越えのボリュームでしたが章わけがうまくとても読みやすかったです。私自身、DX促進企業に外部パートナーとしてプロジェクトを企画立案・進行管理を行なった経験があるためDXを題材にした内容はとても参考になりました
書籍内ではIoTを利用するプロジェクトのPoCであり、私の実務的に経験がない内容でしたがIoT由来の考える所なども知ることができそこも面白い所でした
書籍の中であった「よく計画されたPoC失敗はない」という言葉は印象的で個人的にはDXの一環でPoCを実施する際は実質的にPoCで想定外の評価が許容されないようなプロジェクト進行を行うことはよくある事だと思うので、PoCでの評価自体を成果として捉えプロジェクトに活かしていくという考え方かたは大事にしていくべきだと思います
購読をおすすめしたい人
- マネージャーとしての経験未経験の方で今後マネージメントの仕事に従事していく方
- マネージャーではあるが、プロジェクトの進行管理の方法について言語化できるように知識を深めたい方
- プロジェクトの企画に関わるステークホルダーの方
特に第1章から第3章についてはPoCの本質的な意義について記載があるのでプロジェクトで開発に関わらない方にもおすすめする内容となっています。むしろステークホルダーの方のPoCへの理解度も成功の要因の一つかなと個人的に思います
読み進め方
書籍内にも記載がある通り章ごとに内容が綺麗にまとめられているため、目次より興味がある内容をPick upして読み進めていく事をおすすめします
第4章から第9章のPoC流れについてはIoTでのプロジェクト事例由来の解説などもあり、専門的になっている箇所もあるためPoCの概念を理解したい考えている方は部分的に斜め読みで読み進めていくとスムーズに理解できるかなと感じました
その他
基本的に用語は書籍内で補完されているが、プロジェクトマネジメント上の用語や概念については別途PMBOKなどで理解しておいた方が本書についての理解を促進がされると思います
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