【VSCode】スマホ実機でレスポンシブ表示を確認したい!(Live Server, プライベートIPアドレス)
「検証ツールでSPサイズは確認してるけど、実際にスマホで見てみたいな...」
こんな経験はありませんか?
それを叶えるのが、「プライベートIPアドレス」 を用いた接続です。
本記事は、そんなプライベートIPアドレスとはなんなのか、そして 「実際にどのようにスマホ実機に表示させるのか?」 という疑問を解決する記事としてお届けします。
本記事で解説すること
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技術を予習する
- プライベートIPアドレスとは?
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手順
- Live ServerでプライベートIPアドレスを使う設定
- Go Live
- QRコードでスマホに表示
技術を予習する
プライベートIPアドレスとは?
ひとことで言ってしまえば、「特定のネットワーク(家庭、オフィス、学校など各空間)内にある端末でのみ、使用できるIPアドレス」のこと。
これだけではなんのことか分からないと思いますので、順番に確認していきましょう。
普段、ローカル環境で開発しているときにLive Serverを使っていると、「https://localhost:5500
」にアクセスするかと思います。
しかし、実際の環境で動作確認をするとき、「http://(IPアドレス)/~」へアクセスするのではないでしょうか? これは、AWSなどでサーバーを立ち上げた経験があればイメージしやすいかもしれません。
ここでは、「自分の端末だけで確認するのがlocalhost、他の端末で見るためにはIPアドレスが必要」 と思ってもらえれば大丈夫です。
おさらいすると、同じWi-Fi環境(同じネットワーク)に接続している端末であれば自由に使用できるのが「プライベートIPアドレス」です。そのため、PCとスマホの実機を同じWi-Fiに接続していることを確認し、Live ServerでプライベートIPアドレスを使う設定をしていきましょう。
手順
さっそく作業に移っていきましょう!
1. Live ServerでプライベートIPアドレスを使う設定
- VSCodeの左下にある歯車マークから「設定」を選択
- 設定の検索窓に「local」と打ち込む
-
Live Server
>Settings: Use Local Ip
の項目で「Use local IP as host
」にチェック
2. Go Live
適当なHTMLファイルを開き、VSCode画面右下から「Go Live」しましょう。
3. QRコードを表示
「QRコードを作成」を選択するとこのサイトのURLがQRコードで表示されます。
プライベートIPアドレスをいちいちスマホで打ち込むのは面倒くさいですからね、ラクしましょう!
準備完了!
QRコードをスマートフォンで読み取れば、あっという間にスマホ実機での表示確認ができるようになります!
総括
開発がはかどること間違いなしの知識なので、ぜひ覚えておきましょう。
また、アプリから飛び出してLANやIPアドレスなどネットワーク周りについて学んでみるのも良いでしょう。
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