KCNA-JP (認定 Kubernetes クラウドネイティブアソシエイト) 受験記
はじめに
昨年の夏にたまたまセールで試験のバウチャーと教材のセットが安売りしていたので購入して、ずっと寝かしたまま、受験期限ギリギリに受験しました。
この記事は、毎度お馴染みの YAMAP エンジニア Advent Calendar 2023 五日目の記事です。
KCNA-JP とは
認定 Kubernetes クラウドネイティブアソシエイトの日本語版の認定試験で、Kubernetes 中心として、クラウドネイティブエコシステム全体の概念的な知識を確認する為の試験とのことです。
以下のような領域の知識を問われるような問題が出題されます。
- Kubernetes の基礎知識
- コンテナオーケストレーション
- クラウドネイティブアーキテクチャ
- クラウドネイティブのオブザーバビリティ
- クラウド ネイティブ アプリケーションの配信
費用なの概要は以下の通りです。
- 費用: 40,000 円 (私が購入した際には、トレーニングとセットで 20,500 円でした)
- 試験実施方法: オンライン形式
- 試験時間: 90 分
- 再受験: 1 回可能
- 有効期間: 3 年
個人的には、一回だけリトライ (再受験) の権利が含まれる点が嬉しかったです。
勉強
専用のトレーニング (Kuberbetesとクラウドネイティブ基礎 (LFS250-JP)) と書籍 (Kubernetes実践ガイド クラウドネイティブアプリケーションを支える技術) で勉強しました。
当初は試験バウチャーと一緒に購入した専用トレーニングで勉強を進めていましたが、進捗は乏しく 2023 年の 8 月末に期限が切れてしまいました。そして、勉強しないまま 1 回目の受験では不合格。これはあかんということで、慌てて書籍を購入、これを斜め読みして 2 回目の試験に挑むことになりました。
受験
1 回目 (不合格)
受験を予約した際に登録した名前と写真付きの身分証明書 (免許証及びマイナンバーカード) の名前の表記が異なっていて受験すら出来ずサポートに泣きつきました。。。
提示する写真付き身分証明書と受験を予約する際の名前は合わせておく必要があります。これは、受験予約時に必読のサイトにちゃんと記載されていたにも関わらず、完全に私の見落としでした。
サポートに泣きついたところ、予約をキャンセルして頂き、改めて受験予約をした上で、なんとか受験をすることが出来ました。初めてのオンライン受験ということで、受験をする環境はかなり厳しくチェックされました。
- 受験用の PC の周りには何も置くな
- PC カメラで部屋の全体 (足元、天井等の 360 度方位)
- 飲み物は置いて良いけど、透明のコップ以外は使うな
などなど。
受験用のアプリケーションを起動すると、監視員から英語のチャットであれこれ言われて、試験前にただでさえも緊張しているところ、更に慣れない英語でのやりとりで正直試験どころではありませんでした。
なんとか試験を終わらせて、24 時間後くらいに結果がメールで送られてきます。結果は分かっちゃいたけど不合格。半分くらいは正解の自信があったけど、残り半分は勘 (どれにしようかな) で答えたていたので想定内の結果でした。
2 回目 (合格)
予約に際には 1 回目のようなしくじりはなし。あらかじめデスクの周りもキレイにして、スムーズに試験を開始することが出来ました。
1 回目の不合格以降、これはあかんということで一念発起して購入した書籍を読んで試験に臨みました。この書籍はたまたま購入したものの、丁度、試験の領域がほぼほぼ網羅されていて、トレーニングで学んだ内容を復習、補完することが出来て良かったです。
結果はあまり期待していなかったものの「合格」。久しぶりに「合格」なんてもらえたので嬉しかったです。
この手の試験あるあるの変な日本語訳がちらほらあり、普段から読解力の乏しい自分にとってはかなり辛い受験となりましたが、普段の業務でほんの少し Kubernetes を触っていたり、同じチームのクラウドネイティブなメンバーから度々教えてもらうクラウドネイティブなエコシステムな話が頭の片隅にあったり、一念発起して購入した書籍を読んだことが背中を押してくれたんじゃないかなと思っています。
以上
KCNA-JP (認定 Kubernetes クラウドネイティブアソシエイト) を受験したので振り返ってみました。受験費用が安くはない (2 回受験出来ると考えたら高くはないかも?) ので、半額セールとかでないと簡単に購入することは出来ませんでしたが、合格することが出来て本当に良かったです。
参考
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