Android編【Flutter×Revenuecat】サブスクリプションを構築する
私が先日リリースした筋トレ習慣化アプリ(Fitness Slave)で、アプリ内課金によるサブスクリプション機能を実装しました。
◆iOS
◆Android
Revenuecatのシリーズ記事です。
- iOSの各種設定
- Androidの各種設定
- Revenuecatでの設定
- Flutterアプリ内でのコード実装
今回は「2.Androidの各種設定」編です。
それぞれの記事はこちら
Androidの各種設定
Androidでは、大まかにやることは以下になります。
- Google Play Consoleで、クローズドテスト トラックの作成、審査に出す
- Google Play Consoleで、サブスクアイテムの登録
- GCP(Google Cloud Platform)で、サービスアカウントの作成(Revenuecat ⇄ GooglePlay間の接続に使用)
Google Play Consoleで、クローズドテスト トラックの作成
Androidの場合、クローズドテストのトラックを作成(クローズドテストに出す)しないと、実際の課金操作でエラーになります。
テストに出すには、aabファイル(Android App Bundle)を作成して、Google Play Consoleのクローズドテストにアップロードする必要があります。
aabファイルの作成方法については、この記事では説明しきれないので、以下記事などを参考にしてみてください。
Google Play Consoleで、ライセンステストの設定
コンソールのトップページから、「ライセンステスト」の設定をします。ここでは、テストユーザーのメールアドレスを入力します。ここで入力したアドレスのユーザーであれば、課金のテストをしても、実際に課金をされることはありませんので、ご自身がテストする際に使うアドレスを入れておきましょう。
実際にクローズドテスト に出す
ご自身のアプリのコンソールから、「クローズドテスト」に進みます。
- テスターを選択する 先ほど「ライセンステスト」で作成したテスターを選択します
- 新しいリリースを作成する に進みます
- AABファイルをアップロード
- リリース名記載(クローズドテスト v0)など、ご自身が管理できるものにしましょう
- リリースノート記載(このバージョンの一言説明を入れます)
入力が終わったら、「次へ」ボタンがアクティブになりますので、先に進み審査へと提出します。
Googleでの審査
審査に出したら、しばしまちましょう。大体2〜3日以内には、結果が返ってきます。
Google Play Consoleで、サブスクアイテムの登録
サブスクアイテムを登録していきます。
「定期購入」 → 「定期購入を作成」 を押して、「アイテムID」と「名前」を入力します。
次に、サブスクの商品の詳細を設定していきます。
私の場合はもうすでに設定されているので、Revenuecat公式からスクショを拝借します。英語の部分は、日本語に置き換えて各項目を選択してみてください。
価格の登録
アイテムを設定したら、価格を登録します。
「定期購入」→「基本プランと特典」から、作成したアイテムを選び、基本プランの編集をします。
ここで、価格を設定します。
海外にも販売するときは、対象の国を選びましょう。
注意点として、日本向けでは「消費税抜き」の価格が表示されています。
設定が終わったら、「有効にする」ボタンを押して、アイテムを有効にします。
特典の登録
「初回購入者に限り、1週間無料」のような設定もできます。
基本プランと特典の右側にある「特典を追加」から作成します。
こちらも設定が終わったら、「有効にする」ボタンを押しておきます。
サービスアカウントの作成
Revenuecat ⇄ GooglePlay間の接続に使用する「サービスアカウント」を発行します。
Google Play Console のトップページに行って、「APIアクセス」→ 「サービスアカウントを作成する方法を見る」→ ダイアログが出てきますので、Google Cloud Platformに移動します
「+サービスアカウントを作成」をクリック。
そうすると、
- サービスアカウント名
- サービスアカウントID
を入力するように求められます。
サービスアカウントが作成されたら、以下のように「鍵を管理」に進みます。
「鍵を追加」→「新しい鍵を作成」
JSONタイプの秘密鍵を作成します。
この鍵は、後でRevenuwcatのコンソールで使いますので、大切に保管しておいてください。
ここまで終わったら、Google Play Consoleに戻り、「完了」ボタンを押します。
すると、「サービスアカウント」の欄に、先ほど作成したサービスアカウントが追加されていると思います。
サービスアカウントの権限を設定する
次に、作成したサービスアカウントの権限を設定します。RevenuecatからGooglePlayにアクセスする時、どの情報までアクセスを許容するのかを決めます。
サービスアカウントが表示されている部分の右「Google Play Console の権限を管理」をクリック。
「アプリの権限」・・・・対象のアプリを選択します。
「アカウントの権限」・・・・ここで権限の設定をします。
Revenuecatの公式による推奨は、
- アプリ情報の閲覧、一括レポートのダウンロード(読み取り専用)
- 売上データ、注文、解約アンケートの回答の閲覧
- 注文と定期購入の管理
この3つの許可をすることのようです。
権限にチェックしたら、右下の「ユーザーを招待」を押して設定を完了します。
Discussion