[ELF-SR1]SDKver1.1.0リリースについて
ELF-SR1専用SDKのver1.1.0が2021/2/5にリリースされていました。
公式サイトに公開されています。
リリースノートのようなものはなく、HomeのWhat's newのところに「v1.1.0 released(クロストーク補正機能の更新)」とだけ更新されています。
公式からリリースノートがでるようになるまでは、変更点についてまとめようと思います。
※公式HPは細かい変更点が多いため大きな変更点のみ記載しています。その前提でお読みください。
変更内容
以下抜粋
抜粋元
SDK1.1 以降のクロストーク補正
SDK1.1より、クロストーク補正はパフォーマンスと効果の観点から、以下の3つのモードを選択することができます。
中間調補正(Medium gradation correction)
中間調の画素値で表現されるオブジェクトにクロストークが発生した場合、これを補正します。より具体的には画素値が23~234(RGB共通,8bit表記)内で表現されるオブジェクトのクロストークを補正します。ハイライト(明るい部分)やシャドー(暗い部分)が少ないオブジェクトやアプリケーションを利用される場合におすすめです。また、処理負荷は微増で済むため、2,3の補正モードを選択し、アプリのパフォーマンスが低下した場合でも、このモードであればパフォーマンスの低下なく動作する可能性があります。
全階調補正(All gradation correction)
中間調に加え、ハイライトやシャドーを含む全階調でオブジェクトのクロストークを補正します。視覚感度の高い高コントラスト部のクロストークも目立ちにくくなります。ハイライトやシャドーの多いオブジェクトやアプリケーションを利用される場合におすすめのモードです。1と比べて視線追跡時の見えの変化や処理負荷の増加を伴うため、アプリケーションのパフォーマンスとクロストーク補正効果を確認しながら使用されることをおすすめします。
全階調補正(高精度)(All gradation correction (High Precise))
クロストークをオブジェクトの局所で解析し補正を行うことで、より積極的に全階調でオブジェクトのクロストークを補正します。2のモードでもクロストークが気になる場合におすすめのモードです。一方、処理負荷は2のモードより増加するため、使用にあたっては推奨スペック以上での利用や、アプリケーションのパフォーマンスを確認したうえで使用されることをおすすめします。
トラブルシューティング
トラブルシューティングにエラーダイアログに対しての内容が追記されています。
また、unity,ue4それぞれに対してのトラブルシューティングについても追記されています。
動作確認済みGPU
PC環境のページに、動作確認済みGPUの表が新しく追加されました。
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