[Vtuber向け]個人で等身大パネルを作る!➀
こんにちは。
朱護重工の山口です。
みなさんは、等身大パネルを作りたいと思ったことはありますか。
もちろんありますよね。もちろん。
冗談はおいておて、個人Vtuberやキャラクターを持っている人はいつか作ってみたいことの一つではないかと思います。
そういった方のために、個人で等身大パネルを作った記録を残しておくので参考にしてください。
この記事は「Vtuber何でも Advent Calendar 2022」の一日目の記事です。
【目次】
- 目標の確認:記事➀→これ
- リサーチ:記事➀→これ
- 発注:記事➁
- 届いた後:記事➂
- オフラインイベントで利用:記事➂
- まとめ:記事➂
目標の確認
まず、今回作っていくものを確認します。
今回の目標は、「朱護重工所属の”朱護あかね(以後、あかねちゃん)”という女の子の等身大パネルを作る。」です。
等身大パネルなので、高さは150cm前後のパネルを作ります。
用途としては、屋内での短期イベント用です。
結論
先に書いておきますが、個人でも送料など全て込みで1万円台で制作できました。➂の記事にまとめがあるので急ぎの方はそこだけ読んでください。
リサーチ
次に等身大パネルを作るために必要なことや個人でも作れるのかを調べていきます。
作り方
等身大パネルの作り方は、大きく分けて下記の二つの選択肢があります。
- 自作
- 印刷会社に発注
今回は、クオリティの面やイベントで利用することを考慮して印刷会社に発注します。
自作は、「等身大パネル 自作」とかで調べると歴戦のオタク達がたくさんやっている記事が出てくるのでそちらを参考にしてください。
個人で作れるか
印刷会社に発注する方向で考えると個人でも発注可能かどうかという点が次の課題になります。
結論からいうと、個人でも発注することは可能です。ただし印刷会社によっては個人では発注できない場合があるので印刷会社の選定が大切になります。
印刷会社の選定
印刷会社は数えきれないほどありますが、その中から良さそうな印刷会社を探すのは難しいです。その中で、選定において気を付けるポイントを下記にまとめます。
- そもそも個人でも発注可能かどうか
- 安い値段に飛びつかない
- 個人で発注可能でも届先が個人宅不可になっていないか
- データ周りのサポートは充実しているか
- 納期
それでは、一つ一つ見て行きます。
そもそも個人でも発注可能かどうか
これはタイトルの通りで、個人からの発注を受け付けていないことがあります。フライヤーやチラシなどは受け付けているのに等身大パネルの発注は受け付けていないことがあります。
商品ページからではなかなか分かりにくいことが多いので気を付けるようにしましょう。
安い値段に飛びつかない
HPに乗っている値段が単純な印刷費のみの印刷会社が多くあります。等身大パネルの発注には多くの追加オプションが必要で結果的に高くなる傾向があります。
必要になるオプション例
- 等身大パネル用のスタンド:金属製や紙製、標準で付けてくれるところもあるぞ!
- パネルの厚み:一番薄い場合の値段になっていることが多いので気を付けよう1
- 印刷方式:パネルに直接印刷する方法やパネルに紙を貼ってそこに印刷する方法などいろいろある。安いところはパネルに直接印刷のことが多いぞ!
- 送料:安いところは送料別。高いところは送料込み。なことが多いぞ!
- データ加工費:入稿方式によってはデータ加工費が追加になる場合があるぞ!
個人で発注可能でも届け先が個人宅不可になっていないか
意外と盲点なのがこれ。等身大パネルの宅配サイズが通常宅配便の対応可能サイズを超える場合は個人宅配送不可になってしまいます。そのため最初から等身大パネルは一律で個人宅不可。としている印刷会社も多いです。
ただ、下記のような場合はそういった印刷会社でも問題ないです。
- 受け取り可能な事務所住所がある
- イベント会場に直送する場合(ただし帰り個人宅配送不可なので気を付けること)
データ周りのサポートは充実しているか
個人Vtuberの全員がデザインに強いわけではないと思います。入稿データをillustratorで適切に作成することができない場合もあると思います。
そういった場合は、例えば背景透過の立ち絵の画像(png/jpeg)からパネルを起こしてもらうことに可能な印刷会社を探すことになります。
また、illustratorで作業が可能な場合についても、見栄えの良さや安定性などの等身大パネル独特のデザインについては初心者ということが多いと思います。せっかくデータを自分で作ったのに入稿後にデータ調整費用を取られる。みたいなことは避けたいです。
これらから、初めて発注するときはいい感じにデータ周りをいい感じにやってくれる会社を探す必要がでてきます。
納期
言葉そのままです。個人Vtuberは締め切りに弱い。
納期も印刷会社によってかなり幅があるので気を付けましょう。
早いところだと即日対応、遅いと10営業日とか当たり前にあるので、発注する前にきちんと確認しよう。
結局どこの印刷会社が良さそう?
別にステマでもPRでもなんでもないですが、上記の項目を考慮して今回は、「プリオ」という印刷会社を利用しました。条件次第なので人によって正解は異なりますが、私はプリオさんに頼んでよかったと感じています。この辺りは記事➁で書きます。
決めること/必要なもの
印刷会社の選定と並行して、事前に決めないといけないことを考えていきます。
等身大パネルのサイズ
高さをまず決めましょう。印刷の規程サイズ内にうまいこと納めると印刷費が浮くので、必ずしも設定上の1/1である必要はないです。余白やポーズによっては1/1に合わせて1/1にはならないのでだいたいでOK。
パネルの折り
等身大パネルはサイズが大きいため半分で折る。というオプションがあります。これによってサイズが半分になって持ち運びや保管がしやすくなります。もちろん折り目はついてしまいますが、個人Vtuberの場合は折り仕様にすることを推奨します。
理由は簡単で家で保管できないからです。
下記は等身大アクリルスタンドですが、等身大パネルも折り畳み仕様ではない場合、これに近いサイズ感で届きます。
折り仕様にする場合、表面の印刷仕上げは必然的にマット系をおすすめします。光沢系にしてしまうと折りがかなり目立ちます。マット系であれば全然気にならないです。
パネルの表面加工について
折りの項目でも触れましたが、折り加工を入れる場合は、表面加工はマットを推奨します。
このあたりは印刷会社のブログとかによくまとまっているので気になる方はそちらを読んでみてください。
発注
印刷会社も決めた、パネルの仕様も決めた。いざ発注!となりますが、続きは明日のアドカレで。
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