AWS アソシエイト試験 受験記
はじめに
これまでITエンジニアとして業務外でクラウドサービスに触れてはいたものの、業務で本格的に利用をしていませんでした。
2022年になってクラウドサービスが普及する中、クラウドサービス全般について一から学ぼうと思い、資格試験を受験することにしました。
概要
この記事では、AWS アソシエイト試験に合格するまでの学習内容を振り返りたいと思います。
アソシエイト試験を受けるにあたり、プラクティショナー試験を先に受験しています。
本格的に試験対策を始めたのは2022年2月くらいからでした。最初のアソシエイト試験合格は2022年5月ですので、開始から合格まで約3か月かかりました。
以下のような状態から学習をスタートしています。
- EC2、VPC などで簡単なWebサーバーを立てた
- S3、RDS でのデータ保存を公式ドキュメントを見ながら実施した
- Firebaseの主要サービスを使って簡単なアプリを構築した
- ほかのサービスはほとんど触っていない
AWS Certified Cloud Practitioner
Cloud Practitioner(CLF)試験詳細は以下
動機
なぜ先に入門レベルであるプラクティショナー試験を受験したのか?
業務外で少しクラウドサービスに触れていたので、決して知識的に入門レベルにも達していなかったわけではありません。最初はアソシエイト試験から受験するつもりでいました。
理由は、たまたまCLF試験の受験料割引キャンペーンが行われていたからです。さらに、試験の合格特典を使うと次の試験も割引となるのでよりお得ということで、CLFから受験することにしました。
準備
受験の準備としてAWSが開催している試験対策セミナーを受講しました。
また、AWS Skill Builder にて試験対策コンテンツを一通り確認しました。
これだけでも十分合格できるかと思いますが、AWS公式の模擬試験が無料で受けられたため知識確認のために解答しました。
- クラウドのコンセプト
- Well-Architectedフレームワーク(5つの設計原則)
- クラウドコンピューティングの6つのメリット
- グローバルインフラストラクチャ:リージョン、AZ、エッジロケーション
- セキュリティとコンプライアンス
- 共有責任モデル
- IAM
- (サービスの名前と概要だけ)Amazon GuardDuty、AWS Shield、AWS Secrets Manager、Amazon Cognito
- テクノロジー
- EC2、S3、RDS、VPC など
- CloudWatch、CloudTrail など
- SQS、SNS など
- 請求と料金
- Cost Explorer、TCO計算ツール
- 各サービスの課金要素について
AWS Skill Builder
AWS公式が提供している学習コースです。
全11モジュールとコース修了時の認定テストがついていて、試験範囲をしっかりと学ぶことができました。
感想
2022年4月に合格となりました。
既にAWSの主要なサービスの概要程度は知っていましたが、AWS Skill Builder の試験対策コンテンツで試験に関して知ることができたのが大きかったです。
また、試験対策コンテンツが日本語で開設されているのも、はじめて学ぶにあたっては学びやすくて良かったです。
AWS Certified Solutions Architect - Associate
試験詳細は以下
準備
受験の準備として、AWSが開催している試験対策セミナーを受講しました。
また、AWS Skill Builder にて試験対策コンテンツを一通り確認しました。
そのほか、Udemyの対策コースとAWS試験対策本を購入して学習し、詳しく知りたいサービスはAWS Black Beltにて確認しました。
AWS Skill Builder
-
Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Associate (Digital) (Japanese) (日本語実写版)
- 試験問題で出題される概念を理解することができました
-
AWS Well-Architected (Japanese) 日本語吹き替え版
- Well-Architected について CLF 受験の際に学習しましたが、改めて確認できました
-
AWS Technical Essentials (Japanese) (日本語吹き替え版)
- AWS 各サービスのテクノロジーについて、再度確認できました
- ハンズオンもあるので、手を動かしてより深く学ぶことができました
-
Getting Started with AWS Security, Identity, and Compliance (Japanese) 日本語吹き替え版
- AWS のセキュリティテクノロジーについて、再度確認できました
-
Architecting Serverless Solutions (Japanese) 日本語吹き替え版
- AWS Lambda と Amazon API Gateway などのサーバーレス サービスについて確認できました
- 特に Lambda は試験にも出るということで、個別に学ぶことにしました
Udemy
SAA 対策コースを購入して、試験で出題されるであろう部分に関する知識を高めました。
また問題集は知識の確認のために実施しました。全て3周くらいやりました。
AWS試験対策本
試験対策本は Udemy の内容を補足するために購入しましたが、AWS Skill Builder やAWS Black Beltで十分補えたので必要ありませんでした。そのため、購入した本については特に説明しません。
AWS Black Belt
詳細を知りたかったので視聴した Black Belt Online は以下です。
- Amazon Simple Storage Service (S3)
- Amazon DynamoDB
- Amazon CloudWatch
- Route53
- ELB
感想
2022年5月に合格となりました。
AWS Skill Builder と Udemy の対策コースで概要を押さえ、知識の確認を模擬問題集で行うといった流れで学習を進めていきました。
AWS Developer Associate
AWS Developer Associate(DVA)試験詳細は以下
準備
SAA のおさらいをしつつ、試験対策としてDVAのかかわるサービスについてAWS Black Beltを見たりなどして学習しました。
AWS Skill Builder
試験の出題範囲にある、CI/CDとサーバーレスのサービスに関するコンテンツを中心に確認していきました。
-
Exam Readiness: AWS Certified Developer – Associate (Digital) (Japanese) 日本語実写版
- DVA の試験問題で出題される概念を理解することができました
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AWS Compute Services Overview (Japanese) 日本語字幕版
- AWS コンピューティングサービスの概要について、SAA試験のおさらいも兼ねて確認できました
-
Build and Deploy APIs with a Serverless CI/CD (Japanese) 日本語字幕版
- CI/CD パイプラインの管理など DevOps の目標達成に向けたベストプラクティスを学ぶことができます
-
AWS Systems Manager (Japanese) (日本語字幕版)
- AWS Systems Manager の内容について確認できました
-
Advanced CloudFormation: Macros (Japanese) (日本語吹き替え版)
- CloudFormation テンプレートでのマクロの作成についてです。試験には関係なかったかもしれませんが、CloudFormationでできることを知りました
-
AWS Development Tools Services Overview (Japanese) 日本語字幕版
- AWS 開発ツールについて紹介しており、サービスについて確認できました
-
Introduction to AWS CodeStar (Japanese) 日本語字幕版
- AWS CodeStar の内容について確認できました
-
Introduction to AWS CodePipeline (Japanese) 日本語字幕版
- AWS CodePipeline の内容について確認できました
-
Introduction to AWS CodeBuild (Japanese) 日本語字幕版
- AWS CodeBuild の内容について確認できました
-
Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) Primer (Japanese)
- AWS のKubernetesサービスについて確認できました
-
Getting into the Serverless Mindset (Japanese) 日本語実写版
- DVA試験の出題範囲である、サーバーレスのコンセプトについて学ぶことができました
-
Introduction to Serverless Development (Japanese) 日本語実写版
- DVA試験の出題範囲である、サーバーレスについて学ぶことができました
-
Amazon DynamoDB for Serverless Architectures (Japanese) 日本語実写版
- サーバーレスアーキテクチャにおける DynamoDB の活用方法について学ぶことができました
-
Amazon API Gateway for Serverless Applications (Japanese)
- サーバーレスサービスである、API Gateway について学ぶことができました
-
AWS Lambda Foundations (Japanese) 日本語実写版
- サーバーレスサービスである、Lambda について学ぶことができました
-
Introduction to AWS X-Ray (Japanese) 日本語字幕版
- AWS X-Ray のユースケース なども学ぶことができました
AWS Black Belt
特に以下のサービスについて重点的に確認しました。
- Codeシリーズ
- ElasticBeanstalk
- X-Ray
- Lambda
- API Gateway
Udemy
Udemyに問題集があったので、知識の確認のために実施しました。全て3周くらいやりました。
感想
2022年6月に合格となりました。
SAA と重複している問題もいくつかあり、SAA 受験後から間をおかなかったために忘れずに問題を解くことができました。
DVAならではの部分については、事前にしっかりと準備できたおかげで解答することができました。
AWS Certified SysOps Administrator - Associate
残りのアソシエイト試験ですが、まだ受験できていません。受験できたら更新したいと思います。
試験詳細は以下
さいごに
2022年は、AWS の Developer Associate まで受験して合格することができました。試験に挑戦することを通じて理解が深まったと思います。
2023年は、SysOps と Solutions Architect - Professtional を受験したいと思います。
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