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FreeNASのシステムpoolを拡張する

2021/08/11に公開

why?

  • バージョンアップを続けた為か、WebUI で freenas-boot の容量警告(80%以上)が表示されてしまった。
  • 放置しても大丈夫そうな気がするが zabbix もアラートを出すので拡張したい
  • なお、FreeNAS は VM として動いている (Hyper-V)
2022/03/11 追記
この手順は TrueNAS Scale には適用できません

手順

VM のディスクを拡張

(省略)

この時点で、dmesg に以下のような表示が出るが出力の通り gpart commit da0 しても意味は無い

`(da0:storvsc0:0:0:0): Capacity data has changed
GEOM_PART: da0 was automatically resized.
  Use `gpart commit da0` to save changes or `gpart undo da0` to revert them.

zpool を拡張する

zfs はディスク全体を使用しているのであれば zpool online -e [pool] [disk] で拡張した分を認識できるが、freenas-boot はパーティションを zfs pool として使用しているのでパーティションを拡張しないといけない。

パーティション拡張

zfs で使っているのパーティションを確認

`root@freenas[~]# zpool status freenas-boot
  pool: freenas-boot
 state: ONLINE
  scan: scrub repaired 0 in 0 days 00:00:13 with 0 errors on Wed Jun 10 03:45:13 2020
config:

	NAME        STATE     READ WRITE CKSUM
	freenas-boot  ONLINE       0     0     0
	  da0p2     ONLINE       0     0     0

=> 使っているパーティションは da0p2

root@freenas[~]# gpart show da0
=>      40  20971440  da0  GPT  (10G)
        40    532480    1  efi  (260M)
    532520  16220160    2  freebsd-zfs  (7.7G)
  16752680   4218800       - free -  (2.0G)

この表示であれば、拡張する対象は 2 である。この数字を使って拡張する。

gpart resize -i 2 da0

-i の次の 2 がパーティション番号。特にサイズを指定していないので、使えるだけ使う。

`root@freenas[~]# gpart show da0
=>      40  20971440  da0  GPT  (10G)
        40    532480    1  efi  (260M)
    532520  20438960    2  freebsd-zfs  (9.7G)

free が消えて、 freebsd-zfs が 9.7G に拡張された。

拡張した分を zfs に認識させる

`zpool online -e freenas-boot da0p2

これだけで OK。念のため確認する。

`zfs list
NAME                                                    USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
freenas-boot                                           6.00G  3.20G   176K  none
略

AVAIL が増えたことが確認できた。

WebUI のアラートも消えてスッキリした。

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