Gemini Deep ResearchのWebサイト生成機能を試してみた
はじめに
Google Geminiを日々活用しており、Gemini AI Pro(旧Google One AI Premium)を契約して、NotebookLM ProやGemini 2.5 Flash、Deep Researchなどの新機能を楽しんでいます。
最近のアップデートで、Deep Researchで作成したレポートからWebサイトを生成する機能が追加されました。本記事では、この新機能を実際に試してみた結果をご紹介します。
検証環境
- PC:MacBook Pro 14インチ(2024)
- M4 Max(16コアCPU + 40コアGPU)
- メモリ:128GB
- OS:macOS Sequoia 15.5
- ブラウザ:Google Chrome 137
- Gemini:2.5 Flash(プレビュー)
Deep Research
Gemini Deep Researchは、生成AIによるプランニングを基に詳細なWeb検索を実行し、収集した情報をもとに包括的なレポートを作成する機能です。
今回は、先日発表されたWWDC 2025の内容について、Deep Researchで作成したレポートを例に機能を紹介します。
従来から、作成したレポートをGoogle DocumentとしてGoogle Driveに出力するエクスポート機能が提供されていました。
Webページ生成
最近のアップデートで、エクスポート機能に加えて新たな生成機能が追加されました。その中でも注目すべきがWebページ作成機能です。
「作成」→「ウェブページ」を選択することで、レポート内容を基にしたインタラクティブなWebページ(HTML + JavaScript)をCanvas上に生成してくれます。
作成されたWebページ
Canvas上に生成されたHTMLは、プレビュー機能で実際の表示を確認できます。
以下の動画をご覧いただくと分かるように、単なるテキストレポートではなく、Liquid Glassの紹介にはガラス風のUIエフェクトを配置し、データをグラフィカルに表示するなど、視覚的に理解しやすいコンテンツに変換されています。
他にも作成したページ
他のレポートでもWebページ生成を試してみました。以下の例では、インタラクティブな切り替え機能によって複雑な概念を段階的に説明しており、理解度を大幅に向上させています。
終わりに
Gemini Deep Researchで作成されるレポートは情報量が豊富で詳細である反面、長文になりがちで読み進めるのに時間がかかることも多々ありました。
しかし、今回紹介したWebページ生成機能を活用することで、視覚的で理解しやすい形式でレポート内容を把握できるようになり、複雑な内容への理解を深める第一歩として非常に有効だと感じています。
特に技術的な内容やデータが多いレポートの場合、インタラクティブな要素により学習効果が大幅に向上するため、今後積極的に活用していきたい機能です。
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