「とりあえずデスクトップ」のファイル管理で、デスクトップをきれいに保つ方法
「とりあえずデスクトップ」のファイル管理で、デスクトップをきれいに保つ方法
みなさん、「今作業したファイル、とりあえずデスクトップに置いちゃえ!」ってなりますよね?
使い勝手の良いデスクトップですが、放置するとあっという間に散らかってしまいがち。
しかし、"とりあえずデスクトップ"をやめる必要はありません!
ポイントはあとから自動で整理してくれる仕組みを作ること。
私が 10年間やってるデスクトップにファイルをポイポイ保存しつつ、デスクトップをきれいに保つ方法をご紹介します。
なぜ "とりあえずデスクトップ" はやめなくてもOKなの?
- 保存・開きやすい
- デスクトップなら一時的な置き場としてすぐアクセス可能。
- 目につくから忘れにくい
- 「あとで修正しなきゃ…」など、デスクトップに置いておけば放置しにくい。
- 作業効率がアップ
- ウィンドウを探したりフォルダを開く手間が省けるので、サクサク作業が進む。
これらのメリットがあるからこそ、人はデスクトップを使い倒すわけですが、散らかるデメリットも大きい…。
そこで自動整理スクリプトを導入すれば、毎日めんどうな片付けをしなくてもOKになるんです。
ダウンロードフォルダの問題
ブラウザやアプリでダウンロードを行うと、初期設定では**「ダウンロード」フォルダにどんどんファイルが溜まっていきますよね。
「あとで使うかもしれない…」と放置しているうちに、ZIPファイルやPDF、画像などが大量に蓄積してカオス**化することも多いはず。
デスクトップをダウンロード先にする方法
実は、ダウンロード先フォルダをデスクトップに変更してしまえば、
同じように毎日自動でアーカイブする仕組みが簡単に使えちゃいます。
- ブラウザ(Safari, Chrome, Firefox など)の設定を開く
- 「ファイルの保存先」あるいは「ダウンロード先」をデスクトップに変更
- 毎日動く下記の自動整理スクリプトがデスクトップのファイルを日付別にアーカイブしてくれる
こうすると、ダウンロードフォルダをあれこれ整理する手間が省けます。
常にデスクトップに保存→毎日アーカイブを繰り返せば、ダウンロードしたファイルも漏れなく整理対象です。
もちろん、必要なファイルだけは手動で別フォルダにまとめておけば◎。
**「とにかくダウンロードして溜め込む」→「いつか大掃除…」**というストレスから卒業できますよ!
デスクトップを自動で片付けるAppleScript
下記のAppleScriptを使えば、Macのドキュメント→Archives→年→月→日のフォルダにファイルとフォルダを移動してくれます。
ここに放り込めば、デスクトップのカオスが一瞬で解決です。
on run {input, parameters}
set today to current date
set yearFolder to year of today as string
set monthFolder to text -2 thru -1 of ("0" & (month of today as number))
set dayFolder to text -2 thru -1 of ("0" & (day of today as string))
set documentsFolder to (path to documents folder) as string
set basePath to documentsFolder & "Archives:"
set yearPath to basePath & yearFolder & ":"
set monthPath to yearPath & monthFolder & ":"
set destination to monthPath & dayFolder & ":"
tell application "Finder"
if not (exists folder basePath) then
make new folder at folder documentsFolder with properties {name:"Archives"}
end if
if not (exists folder yearPath) then
make new folder at folder basePath with properties {name:yearFolder}
end if
if not (exists folder monthPath) then
make new folder at folder yearPath with properties {name:monthFolder}
end if
if not (exists folder destination) then
make new folder at folder monthPath with properties {name:dayFolder}
end if
move (items of desktop) to folder destination
end tell
return input
end run
自動実行の設定方法
Automator・カレンダーアラームでの設定
- Automatorを起動し、「カレンダーアラーム」を選択
- AppleScript を実行するアクションを追加。
- 先ほどのスクリプトをコピペして保存。
- カレンダーが自動的に起動し、アラーム付きイベントを作成
- 自分の好きな日時に繰り返し実行できるように設定します。
- 指定日時になるとデスクトップを自動整理
- 手動でスクリプトを呼び出す手間なく、ずっとキレイな状態をキープ。
LaunchAgentを使う場合
より細かいスケジュール管理やカレンダーへの表示を避けたい場合は、launchd(LaunchAgent)でplistファイルを作成してAppleScriptを定期実行する手段もあります。
運用のポイント
- 普段は好き勝手にデスクトップにポイポイ保存してOK
- 自動スクリプトが日に一度、日付別にアーカイブしてくれる
- ダウンロード先もデスクトップにしちゃえば、ダウンロードフォルダがカオスになる問題も解消
- 必要なファイルは自分で分かる形で別フォルダ管理すれば、誤って移動されるストレスからも解放
まとめ
- 「とりあえずデスクトップに置く」スタイルは、実は卒業しなくても大丈夫。
- デスクトップ&ダウンロード先を一元化すれば、すべて自動で日付フォルダへ移動してくれる。
- 探すときも年 > 月 > 日で見つけやすく、必要なファイルだけ別途管理すればOK。
- Automatorやlaunchdで定期実行して、毎日自動整理生活をスタートしよう!
これで、デスクトップもダウンロードフォルダもスッキリ&ノーストレスな運用へ早変わり!
ぜひこの方法で、気ままに"とりあえずデスクトップ"を楽しみながら、いつでも気持ちのいいMacライフを送ってくださいね。
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