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HoloLensアプリ開発 - 開発環境構築
はじめてHoloLensアプリを開発する時の開発環境構築手順です(2021年6月時点)。
開発環境概要
- HoloLensアプリは、Windows上で開発します。
- HoloLensアプリはUnityまたはUnreal Engineで開発します。
- ここではUnityを使用します。
- HoloLens(Mixed Reality)の固有機能を使った開発のためにMixed Reality Toolkit (MRTK)を使用します。
- HoloLensアプリを配置したりC#コードを編集するために、Visual Studio 2019を使用します。
開発環境構築
公式のインストール手順に従ってに開発環境を構築します。
- 2021年6月時点の推奨環境は以下の通りです。
- Unity 2019.4 LTS
- MRTK v2.6.1
- XRプラグイン: 組み込みXR
- 2021年後半には以下が推奨環境になる予定です。
- Unity 2020.3 LTS
- MRTK v3.0
- XRプラグイン: OpenXR
- ここでは将来性を考えて以下の環境を選択しました。
- Unity 2020.3.11f1 LTS
- MRTK v2.7
- XRプラグイン: OpenXR
- XRプラグインは「組み込みXR」「Windows XR プラグイン」「OpenXR プラグイン」の3つから選択可能です。将来的には
OpenXR プラグイン
だけがサポートされます。
プロジェクトの新規作成と配置
以下の2つのチュートリアルを行うことで、HoloLensアプリプロジェクトの作成と配置ができます。
- プロファイルの構成をしなくても配置できますが、毎回やることになるのでセットで行うのが良いと思います。
- XRプラグイン毎に手順が異なっています。所々で以下の3つがタブ切り替えになっていますので、自身が選択したXRプラグインの手順で進めます。
- Unity 2019/2020 + Windows XR プラグイン
- Unity 2020 + OpenXR
- 従来のWSA(組み込みXR)
-
Mixed Reality Toolkit をインポートする手順で、
MixedRealityFeatureTool
が強制終了することがありました。必ず最後にExitボタンを押して手順が正しく完了したことを確認しましょう。 - OpenXRを選択した場合、手順に書かれている
DefaultOpenXRConfigurationProfile
が見つかりませんでした。代わりにDefaultMixedRealityConfigurationProfile
を選択しましたがうまく動いているようです。 - OpenXRを選択した場合、手順と実際の操作画面が違う箇所がいくつかありましたが、できるところを設定していけば一旦良さそうです。
以上で、HoloLensアプリ開発の開発環境構築は完了です。
次のステップ
MRTK Examples Hubを動かすと、MRTKの一通りの機能が把握できます。
- GitHubのReleasesからMRTK Examples Hubのunitypackageを入手することもできます。
チュートリアルは一通りやっておくと良いです。
MRTKのランディングページから体系的に学習します。
- MRTK v2.6から上記ページに変更になっています。
- 以前のページはv2.5で更新が止まっているため注意してください。
Unityの学習も必要です。
- オブジェクトの移動、回転、スケールなどは、MRTKではなくUnityの機能で実現します。
公式リンク
HoloLens
Mixed Reality
Mixed Reality Toolkit (MRTK)
- microsoft/MixedRealityToolkit-Unity: Mixed Reality Toolkit (MRTK) provides a set of components and features to accelerate cross-platform MR app development in Unity.
- MRTK-Unity Developer Documentation | Microsoft Docs
Unity
以上です。
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