Solar Energy Simulator:スプレッドシートとWordPressでソーラーパネルの年間価値を可視化するツールを作りました
以下は、Zenn.dev向けに最適化された日本語記事です。ZennはQiitaよりもやや丁寧かつストーリー性を重視する傾向があるため、エンジニアとしての「動機」や「今後の展望」も少し膨らませています。
Solar Energy Simulator:スプレッドシートとWordPressで作る、ソーラーパネルの年間価値を可視化するツールを作りました
こんにちは、Yuichiro Otaniです。
今回は「Solar Energy Simulator」というツールをご紹介します。これは、GoogleスプレッドシートのアドオンとWordPressプラグインの両方として提供している、小さな再生可能エネルギー向けのシミュレーターです。
🌞 どんなツール?
Solar Energy Simulator は、ソーラーパネルを導入したときの年間電力収益(円換算)を簡単に見積もるツールです。
具体的には次の式に基づいています:
年間価値 = 年間発電量(kWh) × 電気単価(円/kWh)
自宅や施設にソーラーパネルを設置した場合に「年間どれくらい得をするのか?」を、地域の電気料金と想定発電量から試算できます。
🔗 リンク一覧
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📊 Googleスプレッドシート アドオン
Solar Energy Simulator – Google Workspace Marketplace -
🌐 WordPress プラグイン
Solar Energy Simulator – WordPress.org -
💻 ウェブアプリ(お試し用)
https://otani.co/solar-energy-simulator/
🛠 技術的な概要
Googleスプレッドシートアドオン
- Apps Script(Google公式)で実装
- 独自のカスタム関数:
=SOLAR_SIMULATE(...)
- ユーザーの入力値(容量・地域・電気単価など)に応じて年間価値を即時計算
- Marketplace SDKで公開
WordPressプラグイン
- PHP + JavaScript(Vanilla)
-
[solar_simulator]
ショートコードを埋め込むだけで、フロントエンドに入力フォームを表示 - 入力に応じてリアルタイムで計算結果を表示
- 非エンジニアでも導入しやすいように配慮
🎯 なぜ作ったのか?
再生可能エネルギー、とくに家庭用ソーラーパネルはここ数年で注目度が上がっている一方で、まだまだ「数字で判断しづらい」「損得が分かりにくい」と感じている人が多いと感じていました。
特に日本では、
- 初期費用が高い
- 売電価格の制度変更が頻繁
- FITの終了と電気代の高騰
といった背景があり、「結局、導入した方が得なのか?」が非常に見えにくいのが現実です。
「ならば、自分でわかりやすいツールを作ろう」と思い、開発に着手しました。
📈 ユースケースと想定読者
- 家計の見直しをしている個人ユーザー
- ソーラーパネル導入を検討している住宅所有者
- 地方自治体・再エネ推進団体
- WordPressで情報発信をしている再エネ系ブロガー
実際、海外ではすでに英語圏ユーザーからフィードバックをもらっています。
🚀 今後の展望
- 地域ごとの電気料金APIとの連携
- 年間推移グラフの出力
- スマートフォン対応を強化したUX改善
🙌 最後に
もしこのツールが気に入ったら、ぜひスプレッドシートやWordPressで試してみてください。
バグ報告、機能リクエストなども大歓迎です!
コメント欄にて、ぜひご意見をお寄せください。
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