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URLの要素説明

2023/09/16に公開

概要

  • URLの要素を分解して左から順に説明します。
  • 例として以下のGoogleのURLを使用します。
    https://user:password@www.google.com:443/

https:

そもそもブラウザはいろいろな種類のサーバにリクエストを送れるクライアント機能を持っています。
そのため、アクセスするサーバの種類によってプロトコルの使い分けが必要になります。そのプロトコルをURLの冒頭に記載します。
Webサーバへアクセスするとき→http:
FTPサーバへアクセスするとき→ftp:
のようにURLが用意されている。

//

プロトコルの後ろの//は後続の文字列がサーバの名前であることを示します。

user:password

省略可能です。必要に応じてユーザ名やパスワードを書くこともできます。

@

省略可能。@は後続の文字列がサーバの名前であることを示します「@Webサーバ」ということです。

www.google.com

ドットで区切られた英字はWebサーバのドメイン名です。
ドメイン名はDNSという仕組みによってIPアドレスに変換されます。
つまりIPアドレスとドメイン名は本質的には同じです。
ですが、IPアドレスのような数字の羅列は覚えづらいので一般的にはドメイン名を入力することが多いです。
ちなみにGoogleのIPアドレスは172.217.175.36なのでhttp://172.217.175.36/ でも同じようにアクセスできます。

開発時に見る127.0.0.1というドット区切りの数字はIPアドレスです。
http://127.0.0.1:ポート番号
Webサーバのドメイン名である、localhostに書き換えても同じです。
http://localhost:ポート番号

※数字とドットだけで構成されるのはIPv4

:443

ポート番号です。Webサーバのドメイン名が家の住所を示すとしたらポートはその家の誰なのかという窓口を指定しています。
「〇〇さん家の〇〇ちゃん」の〇〇さんがWebサーバのドメイン名で、〇〇ちゃんがポートに当たるイメージです。
:443はWebサーバー(HTTPS)アクセスのデフォルト番号なので省略可能です。

Webページにアクセスしたい場合はHTTPなら80番ポート、HTTPSなら443番ポートのように、1つのサーバーPC内で稼働している複数のサーバーアプリケーション毎に使用するポート番号が分かれています。

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ファイルのパス名

参考

ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識

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