内定式が終わったのでエンジニア就活の備忘録まとめてみた
はじめに
私は学部4年のとき、エンジニアとして就職活動を行い、第一志望企業から内定をいただきました。このブログでは、私の経験を備忘録としてまとめ、これからエンジニア就活を始める皆さんに参考にしていただければと思います。
自己紹介
東京都内在住の大学生で、情報工学を専攻しています。AIを広範囲に学んでおり、音声処理、画像認識、自然言語処理、多変量解析、機械学習 (ML)、深層学習 (DL) などに触れました。授業では主にPython、Java、Reactを扱い、メイン言語はPythonです。特に興味のある技術分野はML/DLモデル開発、クラウド、DevOpsで、内定先ではこれらに携われるエンジニアポジションで採用していただきました。
幼少期からパソコンに触れ、小学生のころにはC言語、高校ではHTML/CSSなど、プログラミング経験がありました。大学では複数のインターンに参加し、TOEIC資格も取得していますが、就職活動では特に重要視されませんでした。
就活の時系列
2年生
- 長期インターンを始め、いちエンジニアとして働き始める
- 2社でダブルワークを経験
- 1社目:ITソフトウェア開発企業で、ネットワーク分析と自然言語処理を活用した研究開発と生成AIの社内DX展開に従事
- 2社目:Fintech企業でML/DLモデルの開発とリサーチ業務を担当
3年生
- 1社目で1年間働いた後、退職
- 3社目:クラウド企業で、生成AIの研究とクラウドエンジニアとして活動
4年生
- 4月:就活エントリー開始
- 5月:第一志望企業にエントリー
- 6月:内々定
- 10月:正式に内定
評価されていると感じた点
長期インターン経験の価値
- 長期インターンでの経験は、ソフトウェア開発の実務経験が限られていても、研究開発の具体的な内容を説明することで評価されていると感じました。長期インターンを始めた理由は大学で学んだ技術をアウトプットしたいと思い、長期インターンが最適解だと考えていました。
- ソフトスキルも自然と身につくのでだいぶ2年間の長期インターンで鍛えられたと実感しています。
エンジニアを目指す理由をしっかり伝えられた
- 幼少期からパソコンに触れる環境で、IT業界への興味が自然と芽生えてました。この経験を時系列で伝え、特定のエンジニア職を志望する理由を明確に説明しました。また、スキルと目指す将来像のギャップを把握し、その補完へのモチベーションを示しました。
技術ディスカッションで評価された
- 一例になりますが、AWSサービスをどのように活用して課題解決するかについてのディスカッションで、自分の意見を自信を持って伝えることができました。
- 日常的に友人と技術的な議論をしていたことが役立ったと感じます。
- 本当にその課題解決がベストプラクティスなのかは置いておいて、自分で考え、意見することが評価されていると感じています。
私はやってないが、やった方がいいこと
何かしらインターネットにアウトプットすること
- Web系を目指す方なら、ポートフォリオサイトや個人開発サービスのデプロイ。データサイエンス志望ならKaggleの参加や解法の共有など、自分の活動を記録として残すことをおすすめします。採用担当者が興味を持ち、エンジニアとしての実力や継続力を評価するきっかけにもなるでしょう。
ベンダー系資格、技術系資格をとる
- 就活中、エンジニアポジションの採用面接で特定の技術資格に関する質問を受けることがありました。
- しかし、インターンで扱った技術内容や実務経験を具体的に伝えることで、資格の代わりに自身の技術力を証明できたと感じています。
総括 エンジニアとしてのポテンシャルがあるか
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エンジニア志望の学生には、長期インターンへの参加を強くおすすめします。個人開発だけでは得られない、現場ならではのエンジニアスキル(コードレビューやチームでの実装共有など)は、実務経験を通してしか習得できないと実感しました。
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長期インターンでの実務経験は、他のエンジニア志望の学生と差別化するうえで重要なポイントだと思います。エンジニアが自分に向いていないと感じた場合でも、早期に進路を見直せるため、長期インターンは自分の適性を知る良い機会にもなります。
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さらに、学生時代に身に付けたスキルや経験が豊富であればあるほど、面接でのアピールポイントが増え、無限に幅広く面接中に話せます。
- 現在、新卒採用の早期化やインターンシップ経由の採用が一般化しており、特に26卒以降は、実務経験やポテンシャルの高い方が早期採用されると思います。
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情報工学専攻ではない学生でも、何か一つプログラムを作るところから始めてみることをおすすめします。生成AI(ChatGPTなど)の登場により、プログラミングのハードルは非常に低くなっています。
余談
- 内定式後の懇親会では、内定先の多くの社員と交流する機会がありました。特に社員と技術について語り合う中で、「技術が好きな人」という評価をいただきました。私も楽しく交流ができ、内定先での仕事がますます楽しみになりました。
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