Claude Code × GitHub × Netlifyで実現するVibe Coding
2025年5月25日現在、私のVibe Codingスタイルはかつてないほど快適になりました。
その鍵は、Claude Code × GitHub × Netlifyの組み合わせです。私にめちゃくちゃ刺さっています。
その理由は、ほぼスマホ1台で開発からデプロイまで完結するようになったことで、いつでもどこでも開発できる環境を手に入れたからです。
対象読者
- スマホから開発したい人
- 隙間時間で開発したい人
- 思いついたら即プロトタイピングしたい人
- AI×ノーコードに興味がある人
Claude Code × GitHub × Netlifyで行う開発
この組み合わせにおいて、それぞれのツールの役割は以下の通りです。
- Claude CodeでAIと会話しながらコード生成
- GitHubがコード・Issue・Pull Requestの管理を一元化
- Netlifyがデプロイ&プレビュー環境を自動化
開発・デプロイの手順
私が実践している開発の流れを紹介します。
参考までに、AIで作成した電卓アプリケーションを用意しました。
レポジトリ:https://github.com/konny0311/ai_generated_calculator
アプリケーション:https://ai-generated-calculator.netlify.app
1. Claude Codeでアプリケーションを作成
Claude Codeをインストールし、Claudeへ作りたいアプリケーションの内容を伝えるだけです。あとはよしなにClaudeがアプリケーションを作成してくれます。
実際のプロンプト
Create a simple calculator application working on browser and push it to a new github repo named "ai_generated_calculator"
私はこのプロセスをまだPCで実行していますが、スマホからClaude Codeを利用している事例もあるので今後挑戦したいです。
事例:スマホ片手にフリースタイルでAI Agentでコーディングする環境をつくる。
2. GitHubのリポジトリへプッシュ
シンプルな電卓アプリケーションが完成しました。Claudeが出力したコードをGitHubのレポジトリにpushします。これもClaude Codeから実行できます。「レポジトリ作ってpushして。」と伝えるだけです。(作業1のプロンプト内でpush依頼済み)
Claude Codeが作った電卓アプリケーション
3. NetlifyとGitHubを連携してデプロイ
NetlifyのコンソールからGitHubレポジトリを連携します。この作業だけで、Netlifyを利用して簡単にアプリケーションをデプロイしホスティングすることができます。
4. アプリの改善案をIssueに記載
1発で完璧なアプリケーションを作成することは難しいので、使ってみて気になる点をレポジトリのIssueに記載します。
ダークモードとライトモードを切り替える機能を記載します。
Feature of light/dark mode: An user can switch light/dark modes.
5. Claude CodeとGitHubを連携
GitHubでClaudeを利用するため、連携設定を行います。Claude Codeを開いて/install-github-app
を実行し、必要な手順に従います。
大まかには以下の内容です。
- ClaudeがGitHubレポジトリで実行する権限を許可
- Claudeが自動作成するプルリクエストをマージ(GitHub Actionsを設定する)
このステップを経て、IssueからClaudeへ作業を依頼する準備が完了しました。
6. Claudeに改善を依頼
改善に取り組むIssueで@claude
とメンションし、作業を指示するだけでIssueの内容を読み取って変更案を理解し、コーディングが始まります。
実際の依頼
7. 作業ブランチのプルリクエストを作成
作業が完了するとClaudeが作業ブランチにコミットしてくれるので、そのブランチのプルリクエストを作成します。
8. Netlify botがプルリクエストをビルド&プレビューURLを発行
プルリクエストが作られるとNetlifyがビルドを実行し、確認用のURLが生成されます。
9. プルリクエスト確認
コード変更内容を確認し、Netlifyが生成したプレビューURLを開いて動作も確認します。
ライトモードが追加され、モード切り替えボタンが電卓右上に表示
10. 問題なければプルリクエストをマージ→Netlifyが本番デプロイ
問題なければマージしてNetlifyでデプロイ&公開、問題があれば解決するまでClaudeに修正依頼します。
まとめ:開発がとても楽しくなった
この仕組みによって、開発という行為が「思いついたときにスマホで指示するだけ」のカジュアルな体験になりました。
PCを開きがっつり集中して個人開発に取り組む時間を、私はプライベートで確保することがなかなかできません。家庭ではいつも1歳と2歳の幼児に揉みくちゃにされています。
しかし、今回スマホで完結する環境を構築したことで、隙間時間に開発を進めることができるようになりました。
これは私にとって革命的です。思いついたアイデアをすぐに試すことができるので、とてもワクワクしています。
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