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リモートワークだからって郊外に引っ越すのはやめておけ

2020/12/06に公開

そもそも田舎とか都会とか郊外って個人個人の認識が違うから結論は出ないよね。
個人的には地下鉄がある地域=都会という指標が分かりやすいと思っている。
このポエムで郊外とは、車がないと不便な地域と定義する。

もともと郊外で生まれ育ち、仕事で都会に出てきている人は、郊外の何たるかを知っているし、メリットもデメリットも分かると思うので各自で判断すれば良いと思う。しかし、幼少期からそれなりの都会で育ち、都会に甘やかされてきた諸君は郊外に引っ越すのはやめておいたほうが良い。

普段から、どこにでもあるコンビニ、競争原理が働くことでセールが頻繁に開催されているスーパー、気軽に行ける距離にあるニトリやユニクロやホームセンターやジムや書店や東急ハンズやロフトや家電量販店やetcetcetc...からの便利さをどれだけ享受しているか、人はそれがなくなるまで認識できない生き物なのだ。

私は日本の中でも有数の最低時給が低い県に何年も住んでいた。スーパーの物価は都会と比べ同水準か、逆に輸送費の分だけ高いのが常だったし、コンビニは割引などしないので、都会と1円も値段は変わらない。同じ理由で、全国展開しているチェーン店は、どんなに郊外であろうと基本的に値段は変わらない。

つまり郊外に住むということは、安くなる可能性があるのは家賃ぐらいで、その他コストは変わらないもしくは高くなるのが常ということだ。車を持てばもちろんコストは更に上がる。

完全リモートワークになって生活コストを減らしたい人は、今よりちょっとだけ不便な場所に住むという選択肢を考えるべきだ。例えば、利便性を求めて駅チカに住んでいる人は、自転車なら駅まで苦労せず行ける範囲まで候補を広げる。快速が止まる駅にこだわって住んでいた人は、快速の止まらない駅に候補を広げるなど。

今まで通勤のために割り当てていたコストを削るのは問題ないが、生活のクオリティまで落とすのは、想像以上に耐えられないものなのだ。

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