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Proxy下のUbuntuでGitを最新版にアップデートするまで

2021/06/02に公開

結論

最初に結論。下記コマンドで最新版にアップデート可能。

$ sudo -E add-apt-repository ppa:git-core/ppa
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

以前にも別の開発環境の整備中に最新版へ更新したことあったのだが、手順を忘れていたので、将来の自分のためにも解決に至るまでの流れを書いておく。

Git のデフォルトブランチ名を変更したい

新たな開発環境(Ubuntu)の整備をしていた際に、「Git のデフォルトブランチの名前をmainにしないとな」と思い、下記のコマンドでデフォルトブランチを変更しようとした。

$ git config --global init.defaultBranch main
$ git init
$ git branch
* master

しかし、できなかった。

バージョンが古すぎて、デフォルトブランチ名の変更機能がないのかもと思い、バージョンを確認。

$ git version
git version 2.25.1

案の定、変更機能が追加される前のバージョンだった。(機能追加は、Git 2.28.0 以降)
というわけで、Git のバージョンアップをしなければならない。

Ubuntu に最新版をインストール

公式のドキュメント(Download for Linux and Unix)を参考にバージョンアップを実施。

$ sudo add-apt-repository ppa:git-core/ppa
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

上記でバージョンアップ完了かと思いきや、最初のコマンドで下記エラーが出てしまう。

$ sudo add-apt-repository ppa:git-core/ppa
Cannot add PPA: 'ppa:~git-core/ubuntu/ppa'
ERROR: '~git-core' user or team does not exist.

最初は何のことかわからなかったが、sudoしたのでプロキシ周りの設定(http_proxy, https_proxy)が引き継がれていないのではないかと気付いた。
そこで、環境変数を引き継いで再度実行したらエラーが解決した。

$ sudo -E add-apt-repository ppa:git-core/ppa

というわけで、下記コマンドで Git の最新版をインストールでき、無事にデフォルトブランチ名を変えることができた。

# 最新版のGitをインストール
$ sudo -E add-apt-repository ppa:git-core/ppa
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

# Gitのバージョンを確認
$ git version
git version 2.31.1

# デフォルトブランチ名を変更
$ git config --global init.defaultBranch main
$ git init
$ git branch
* main

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