【2025年版】ウェイブエンジニアが選ぶ!今年のおすすめ書籍まとめ
【🎄Merry Christmas🎄 WWWAVE アドベントカレンダー 12/17の記事です】
株式会社ウェイブで国内向けアニメ配信サービス「AnimeFesta」のエンジニアをしているtomo4k1です
エンジニアとして働き続けていく上で、新しい技術のキャッチアップや、普遍的な設計思想のインプットは欠かせません。
今回は、ウェイブのエンジニアたちが「今年読んでよかった!」「周りにもすすめたい!」と選んだ書籍を、アンケート結果とともにご紹介します。
技術書はもちろん、ビジネス書やちょっと意外なジャンルの本まで集まりましたので、皆さんの書籍選びの参考になれば幸いです。
ウェイブの「書籍購入制度」について
弊社には、従業員の成長を支援するために「紙の書籍」の購入費用を会社が負担する制度があります。
今年の制度利用実績を集計してみたところ、このような結果になりました。
- 全社の年間購入書籍数: 169冊
- そのうちエンジニアの購入数: 112冊
エンジニアだけで年間100冊以上の本がインプットされています!
その内訳を見てみると……
- 技術書: 97冊
- ビジネス書: 15冊
やはり技術書の割合が高いですが、ビジネス書もしっかり読まれているのが印象的です。
今回は、この制度で購入された本や、一部エンジニアが自費で購入したイチオシ本(その他枠)も含めて、ジャンル別にご紹介します。
1. 【技術書編】基礎から実践、設計思想まで
まずはエンジニアの本分、技術書からです。
■ 設計・アーキテクチャ・コード品質
Tidy First? 個人で実践する経験主義的ソフトウェア設計
- 「読みやすいしわかりやすい。リファクタしようってなる」
- 「表紙のネコがよい。翻訳本という感じが、外国って感じがして良い。じゃがいものたとえなど印象的な例が多かった」
リーダブルコード
- 「実例などがあってわかりやすかった」
Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計
- 「どの時代も構成要素は同じだから『アーキテクチャのルールはどれも同じである』というのを何となく分かった気がする。設計思想に対する理解が深くなった」
ドメイン駆動設計をはじめよう
- 「DDDの本といっても、これほど事業の話とセットで書かれてる本はあまりなかった。自分の目の前のプログラミングが事業と結びついてることを考えさせられる」
■ セキュリティ・インフラ
7日間でハッキングをはじめる本 TryHackMeを使って身体で覚える攻撃手法と脆弱性
- 「TryHackMeで実際に手を動かし、遊び感覚で脆弱性について理解を深めることができる」
リスクから学ぶ Kubernetesコンテナセキュリティ コンテナ開発者がおさえておくべき基礎知識
- 「ハンズオン形式でわかりやすかった。コンテナセキュリティの入門書」
雰囲気で使わずきちんと理解する!整理してOAuth2.0を使うためのチュートリアルガイド
- 「OAuth2のフローをその場では理解できる。Googleを使ったハンズオンもあってわかりやすい」
■ その他(Web、ML、チーム開発)
Web配信の技術
- 「webにおける基礎的な知識が詰まってる。特にキャッシュ周りはしっかり理解が深まった」
推薦システム実践入門
- 「推薦システムは何のためにあるのか。その答えがここにある」
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
- 「人と協力して働くために大切なことが書かれている。信頼・尊敬・謙虚の大切さを再認識できる本」
2. 【ビジネス書編】視座を高め、働き方を整える
エンジニアといえど、技術力だけで仕事が進むわけではありません。マネジメントや思考法に関する本も多く選ばれました。
■ 思考法・マインドセット
解像度を上げる
- 「自分の甘さを教えてくれます」
データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考
- 「なんとなくデータ分析しなきゃ、ではなく、意思決定のプロセスを変えるという明確な目的を持って分析しなくては!と気付かされました」
道端の石ころをどうやって売るか
- 「アイデアを考える上で大切なことを改めて再認識できる」
■ マネジメント・働き方
部下をもったらいちばん最初に読む本
- 「マネジメントは教科書がないから無免許運転になりがち。マネージャーが注力すべき『重要度が高く、緊急度が低いところ』ができていないとハッとしました」
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
- 「不確実性の高いところから着手しようね!っていうことを腹落ちできるようになった」
冒険する組織のつくりかた
- 「『どうやったらみんながもっと楽しくなり、チームとしても成長するんだろうか?』といったモヤモヤが一瞬でクリアになりました」
3. 【その他編】格闘ゲームのプロから学ぶ、エンジニアの生き方
自費購入も含め、個人の趣味嗜好が強く反映されていますが、実はエンジニアに通ずる深い学びの宝庫でした。
格闘ゲームのプロゲーマーである梅原大吾さんの思考法は、変化の激しい技術の世界で生きるエンジニアにも通じるものがあります。
■ プロフェッショナルな姿勢を学ぶ
1日ひとつだけ、強くなる。
- 「強くなりたければ、読め」
- 「成長のために自分を客観視すること、環境のせいにしないこと、社会人としての『成長』のマインドセットがわかりやすく言語化されている」
勝ち続ける意志力
- 「プロの格闘ゲーマーとしての生き方が、プロのソフトウェアエンジニアの生き方と重なって見えた。『勝つ』のではなく『勝ち続ける』ための姿勢が学べる」
eスポーツの世界でトップを走り続ける梅原さんの思考法は、変化の激しい技術の世界で生きるエンジニアにも通じるものがありますね。
■ 視野を広げる・人生を考える
アオアシ(漫画)
- 「『答え』は自分で見つけないと意味がないと教えてくれた。考える葦となれ」
ドーパミン中毒
- 「どのようにして人はダメになってしまうのか勉強できます。翻って、自社サービスによりユーザーをどうダメにしていけるのかを考えることができます(笑)」
最高の集い方―記憶に残る体験をデザインする
- 「『ただ人が集まれば良い集会である』という漠然とした考えは捨てようと思った」
まとめ
いかがでしたでしょうか?
技術書でハードスキルを磨きつつ、ビジネス書や他ジャンルの本でソフトスキルやマインドセットを養っているエンジニアが多いことが分かりました。
もし、今読む本に迷っている方がいれば、今回ご紹介したリストの中から気になったものを手に取ってみてください。
みなさんの次に読む本が見つかるきっかけになれば嬉しいです!
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