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[wsl]導入方法

2021/05/03に公開

wslとは

Windows Subsystem for Linuxのことです。端的に言うと、WindowsでLinuxが使えます。

質問サイトでよく見かける「プログラミングには、Macが良いですか?Windowsが良いですか?」という質問があります。そこでMacをお勧めする人は、「LinuxベースのOSで開発しやすい」という理由を推していたりします(あとはおしゃれとか)。プログラミングでよく使うコマンド操作が、Linuxと一緒なんですよね。

いわゆるWeb系と呼ばれる領域のプログラミング言語を使う場合は総じて、コマンドを使って操作するのでLinuxベースが良いんですよね。Windowsだとコマンド操作が変わってその差分を自分で補完しながら勉強をするのはしんどいです。

つまりMacのほうが良いということになりますが、WindowsでもWSLを使えばLinuxを使えるのでその導入方法を紹介します。

環境

  • Windows10

インストール

ではインストールしていきましょう!

まずは前準備から。左下のスタートボタンを右クリックして「アプリと機能」を開きます。

次に、「プログラムと機能」をクリックします。画面幅が狭い場合、画像のようには出ずに下のほうに「プログラムと機能」があるのでスクロールしてみて下さい。

別のウィンドウが開くので、今度は「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。

次に「Windowsの機能」というWindowが開くので、その中の「Windows Subsystem for Linux」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。

次は再起動をします。「今すぐ再起動」じゃなくて良いですが、再起動をしましょう。

再起動が終わったら「Microsoft Store」を開きます。場所が分からないときは、スタートメニューをクリックするか、windowsキーをクリックした後、「store」と入力して検索してください。

Microsoft store を開いたら「ubuntu」と検索します。

今回はとりあえず、「Ubuntu 18.04 LTS」を選びます。

「Ubuntu 18.04 LTS」のページを開いたら、「入手」をクリックします。

「複数のデバイスで使用する」「Microsoftアカウントでサインインし、これを互換性のあるデバイスで使用します」と聞かれたら、今回は「必要ありません」を選択します。アカウントがある人はサインインしても良いかもですね。

待ちます。

インストールが完了したら、「起動」をクリックします。

「起動」をクリックしたら、新しいウィンドウが開くので少し待ちます。「Installing, this may take a few minutes」と言われます。

その後は、

  • ユーザー名(UNIX username)
  • パスワード(UNIX password)
  • パスワード(確認)

の入力が求められるので好きなように入力してください。パスワードは入力しても見えないので、自分を信じて入力しましょう。

「Installation successful」のように、できてそうな雰囲気があればOK。

あとは普通のLinuxのように使えます。

試しに、少しコマンドでも打ってみましょう。これは現在のディレクトリ(フォルダ)を表示するコマンドです。

ken@MyComputer:~$ pwd
/home/ken

「exit」という感じ打てば終了します。「×」を押しても終了できます。

ken@MyComputer:~$ exit

起動方法

起動方法を確認します。

方法1: wslを直接

スタートメニューで「wsl」と検索すれば、直接wslを起動できます。

方法2: コマンドプロンプトやPowerShellから

スタートメニューなどからコマンドプロンプトを起動し、

「wsl」と入力すると起動できる。

C:\Users\ken>wsl

Windowsシステムとの共有

wslはWindowsから独立しているOSとして考えると良いですが、本体のWindowsと共有しているディレクトリ(フォルダ)があるのでそれだけ紹介します。

/mnt/c/以下はWindowsとの共有になっているので、そこのファイルを作ると、wslからもwindows本体からもアクセスできます。

# cドライブと共有している
/mnt/c/

# もちろんc下にある個人フォルダも
/mnt/c/Users/username

まとめ

プログラミングをしたいけどMacがない!!って人でもwslがあればそれなりにプログラミングをできます。個人的にはMac派ですが、Windowsでもできんことはないということが分かりますね。

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