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技術選定メモ:ホストOS+コンテナ仮想化ツール

2025/02/03に公開
ホストOS コンテナ仮想化ツール 相性 根拠
Amazon Linux 2023 Docker dnf でインストールする場合はバージョンが 25.0.5 で止まっている。
Amazon Linux 2023 Podman インストールするには自分でいろいろビルドする必要がある。地獄めいている。
Ubuntu Docker ⭕️ 特に苦労なく最新版が使える。
Ubuntu Podman -v でマウントしたボリュームが root 所有になってしまう問題を解決するのが困難[1]
Red Hat Docker dnf でインストールする場合はバージョンが 25.0.5 で止まっている。
Red Hat Podman ⭕️ のはず 有償範囲を踏むと面倒なので試していない。

他の組み合わせは試していない。

Amazon Linux 2023 はコンテナ仮想化などはせず、用途ごとに EC2 インスタンスを立ててしまうような運用を想定していそう。実際、EC2 インスタンスの手軽さならその運用でいい。

Podman は SELinux と組み合わせることが前提な感じがある。SELinux を AppArmor で代替している Ubuntu とは相性があまりよくなさそうである。他の SELinux をデフォルトで無効にしているようなディストロでも同じような問題に引っかかるだろう。

Red Hat は Docker のサポートを切って Podman を公式サポートする方向に舵を切ったので、試していない[2]が Podman との相性はよいはず。

AWS で使うなら素直に Amazon Linux 2023 を使ってみたかったし、コンテナ仮想化ツールも仕組み自体は後発の Podman のほうがイケてると思うので使ってみかったのだが、相性が悪い組み合わせのよく分からん沼を解決することに使う人生の時間は持ち合わせていないので両者とも見送りとなった。

この結果を悲しみを込めてここに供養する。

脚注
  1. SELinux を有効にして AppArmor とかち合わないように設定したり、カーネルの一部の機能のバージョンを上げたりといった対応が必要になりそう。 ↩︎

  2. いろいろ試す中で、そうまでして Podman 使わなくてもいいかなと思ってしまった。 ↩︎

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