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統計検定2級に2週間で合格しました
2022年10月に統計検定2級に一発で合格できました。
2週間しか勉強時間が取れませんでしたがぎりぎり合格できたので、私の勉強方法を紹介します。
やったこと概要
やったことは2つです。
- 統計WEBのStep1. 基礎編を眺めて何となく理解する。
- 日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2018〜2021年]で過去問を解く(5回分)
勉強時間は一日平均2時間でした。
スコア
65点/100点でした。60点以上で合格なので、かなりギリギリでした…。
勉強前の理解度
統計検定2級の勉強をする前の、私の理解度について書いておきます。勉強スケジュールを立てるときの参考情報になればと思います。同じくらいの理解度であれば2週間、もう少し理解度が足りないと感じるようであれば1か月くらい見積もると良いかもしれません。
- 統計webの内容
- Step0: ところどころ知らない図などがあるが、基本的には問題ないレベル。
- Step1: 正規分布、相関係数など、理系学生が使うような基本的なところは問題なく他人に説明できるレベルだが、t分布やF分布はどういった場面で使うのかわからないレベル。
受験までの勉強スケジュール
2週間の勉強を以下の流れで進めました。
- 1週目: 統計webのSTEP1を一通り眺める。
- 2週目: 過去問を解き始める。
- 1回目: 採点すると4割くらいしか取れず焦る。(定義など、記憶が定着していなかったためだと思います。)
- 2回目: 6割くらい。
- 3回目: 6割くらい。
- 4回目: 7割くらい。
- 5回目: 8割くらい。
- 2週間を通して、空き時間に統計webの内容をスマホで眺めて復習していました。過去問を解いていくと、出題傾向がわかってくるので、より効率的に統計webの復習ができたと思います。
受験当日の流れ
意外と受験当日のことについて書かれている記事がないので、書いておきたいと思います。後述の反省点で書きますが、できるだけ当日の状況を想定できておいたほうが、試験のときに緊張せず、実力が出せると思います。
(受験会場: 東京アカデミー)
- 試験開始前
- 受験会場に受験時間の5分前について受付する。身分証明書を提示する。
- 電卓を提示する。高度な機能が付いていないかどうかなどを確認される。
- 荷物類は、OdysseyIDとパスワードをメモした紙以外はすべてロッカーに預けさせられる。
- パソコンの前に案内される。ここで計算用紙、分布表シート、ボールペン2本を渡される。
- OdysseyIDとパスワードを入力して受験開始直前の画面で試験官を呼ぶ。
- 問題なさそうなら試験開始ボタンを押して問題を解く。このボタンを押した瞬間から90分のカウントダウンが始まる。
- 試験中
- 1ページに1問ずつ表示されるので、解き終わったらポチポチボタンを押して進める。
- 後回しにしたい問題の場合は、「あとで確認」というチェックボタンがあるので、適当に回答して次に進めることができる。
- 最後まで解くと、「あとで確認」でチェックした問題一覧が確認できるので、チェックした問題を解くことができる。
- 90分で強制終了になる。
- 試験後
- 試験終了後、すぐに自分の試験結果と点数が表示される。
- アンケートを回答して終了。
受けてみてわかったこと
2週間の勉強と、当日の試験を受けてわかったことを書いておきます。
- 統計webのStep1を完璧に押さえることができれば8割くらいは取れる。残り2割はStep2の内容。
- ちゃんと確率、統計の基礎を広く学べるので、確率・統計を一から学んでみたいという人にもおすすめのサイトだと思います。
- 過去問を解いていると頻出分野などが何となくわかってくる。(基本的に統計webのSTEP1からまんべんなく出題されていましたが、その中でも出題回数が多かった印象の分野です。)参考までに、頻出していた分野を以下に書いておきます。
- 抽出方法(無作為抽出、層別抽出、集落抽出)の定義を問う問題
- ベイズの定理を用いた事後確率を求める問題
- 母比率の検定(ほかの検定に比べて頭一つ抜けて出題されていた印象)
- 一致推定量、不偏推定量に関する正誤問題
- 分散分析表の穴埋め問題
- 回帰の正誤問題
反省点
受験当日は普段と環境が違っていたので、あまり実力が出せなかったように感じました。過去問を解くときに、できるだけ本番と同じ条件で取り組むべきだったなと思いました。やっておけばよかったとこもったことを書いておきます。
- 試験時間の90分をちゃんと測って過去問を解く
- 当日は残り2問を残してタイムアップになってしまいました。私の性格上、難しい問題でも後回しにせずに解こうとしてしまって、時間を無駄にしてしまったためです。試験ではタイムマネジメントが大事なので、難しい問題と判断したらとりあえず適当に回答して後で時間があったら回答するように、解き方もブラッシュアップさせながら5年分の過去問を解いていけばよかったと感じました。
- 計算用紙A4一枚、ボールペン、電卓のみで過去問を解く
- 受験時は、持参した電卓のみをパソコンの前に持っていけます。自分の筆記用具類は一切持ち込めず、代わりにボールペン2本、計算用にA4用紙一枚(裏表使える)と分布表を渡されて受験することになります。
- 計算用紙は足りなければ手を挙げて試験官から追加用紙をもらえますが、時間ロスになるので、一枚に収めるように気を使って解くべきだと感じました。
- 電卓をうまく使いこなせるようにして、時間ロスを抑えることができると思います。最低限の電卓にもメモリ機能(MR, M-, M+ボタンなど)があって、解き方を効率化できるので積極的に利用して解くようにすると良いと思います。
最後に
最後に、まとめを書いておきます。
- 2週間の勉強で統計検定2級は合格できる。
- 統計WEBのStep1. 基礎編を眺める。
- 過去問を解く。
- 統計webは、統計検定2級の勉強だけでなく、確率・統計の勉強にも向いている。
- できるだけ当日の環境に合わせて過去問で解く練習をすべき。
以上、統計検定2級を受けてみた記事でした。参考になれば幸いです。
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