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Zoom のバニティ URL を導入してみた

2024/05/09に公開

はじめに

こんにちは、ウェルスナビの深田です。

普段は、社内IT・社内セキュリティ(いわゆる情シスやコーポレートIT)を担当しています。

2018年11月にウェルスナビに入社し、現オフィスへの移転、上場対応、ゼロトラストセキュリティプロジェクト等を対応し現在に至ります。

直近では移転先オフィスの IT 全般(ネットワーク、監視カメラ、入退室システム、PBX 等)を担当しており、現在も鋭意対応中です。

本記事では、Zoom のバニティ URL の導入と、導入時の懸念等を記載します。

同じ課題を持たれる方の参考になれば幸いです。

対象読者

以下のような方を対象読者と想定して記載しています。

  • 組織で Zoom を管理しており、バニティURLに興味のある方

バニティ URL とは

Zoom でミーティングを開催するために URL を発行する場合、通常は us01web.zoom.us というような Zoom URL になりますが、バニティ URL という組織専用の FQDN(yourcompany.zoom.us のような)を作成・利用できます。

他サービスでもこのようなものをバニティ URL、バニティドメイン、と呼ぶことは少なくないようです。

導入の経緯

社内の Slack にて誰かが「専用 FQDN いいなぁ」と言っていたので、じゃあうちも専用 FQDN 取得するか!となった次第です。

確かに、専用 FQDN のほうが なんかかっこいい 社内の参加者としても Zoom の URL を共有される際にひと目見て自社の Zoom URL であるとわかりやすくなり、より安心感を与えられると感じました。

更に、かっこいい わかりやすい以外にも以下のような効果が期待できます。

  • SSO が実装できるようになる

    • SSO を実装するためにはバニティ URL が必須となるためです
    • これにより、社内における Zoom の利便性向上や入退社処理が簡便化が可能となります
    • 詳細は Zoom の公式ドキュメントである バニティ URL リクエストのガイドライン をご確認ください
  • 制御しやすく後追いする際もわかりやすくなる

    • 例えば URL フィルタリングなどに実装したり通信ログなどを追う際に、専用 FQDN の方がわかりやすさが向上します
  • ブランディング効果が向上する

    • ウェルスナビではウェビナーなどを開催する場合があり、社外に対してのブランディング効果も向上すると感じています

バニティ URL の導入前に気になったこと

変更には影響がつきものです。

導入前に確認した内容と、ウェルスナビでは実際にどうだったのか、を交えて記載します。

バニティ URL 作成までの間に何か影響はあるか

前述の記事を含め探しましたが、特段そのような記載がなかったためサポートへ問い合わせました。

結果、作成までの影響はなく、例えば  Zoom のミーティングが開催できなくなる、といったような影響は無いとのことでした。また、実際に影響はありませんでした。

バニティ URL 作成後、発行済の既存 URL は使えるのか

こちらは特に皆さんも気になるところかと思いますが、バニティ URL 作成後、発行済の既存 URL が引き続き利用できるかについて確認しました。

結果、既存 URL は引き続き利用できるとのことで、実際に利用できることを確認しています。

バニティ URL の導入方法

導入方法や要件等は前述の バニティ URL リクエストのガイドライン に全て記載があります。

各手順についてウェルスナビでは実際にどうだったのか、を交えて記載します。

バニティ URL の発行方法

https://zoom.us/account から発行できます。

以下画面より、設定したい URL の希望を出すことができます。(既にバニティ URL 発行済の表記となるため、発行前の表記と異なります)

バニティ URL の承認時間

こちらも前述の バニティ URL リクエストのガイドライン に記載がありますが、設定したい URL の希望を出した後に承認というフェーズが挟まります。

承認は1営業日以内に承認されると記載がありますが、ウェルスナビが希望を提出した際にはその場で承認され、以下画面が表示されました。

バニティ URL の作成時間

前述の画像にも記載がありますが、バニティ URL が作成されるまで最大1時間を見込むように記載がありました。

ウェルスナビの場合は5分程度でバニティ URL が作成されました。

作成されると以下のようなメールが届きました。

最後に

以上が Zoom のバニティ URL 導入についてのご紹介でした。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

また、ウェルスナビでは、一緒に働く仲間を募集しています。働く世代に豊かさを、というミッションを私たちと一緒に目指していきませんか?

興味のある方は、こちらからご応募お待ちしております。

https://hrmos.co/pages/wealthnavi/jobs?category=1243739934161813504

著者プロフィール

深田 航(ふかだ わたる)

2018年11月 入社

社内IT・社内セキュリティ(いわゆる情シスやコーポレートIT)担当

以前投稿した記事はこちら

Nudge を用いた macOS のアップデート管理迅速化 - ウェルスナビ開発者ブログ

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