開発組織として取り組んだ2024年の技術広報活動を振り返ってみる
はじめに
みなさん、こんにちは!
ウェルスナビで技術広報を担当しているshoheiです。
アドベントカレンダー4日目の今日は技術の話から少し離れて、2024年に開発組織として取り組んだ技術広報活動を振り返ってみたいと思います。
ウェルスナビにおける技術広報の歴史
ウェルスナビではもともと、エンジニア・デザイナーの有志メンバーが集まってLT大会やブログの執筆、公開に取り組んでいました(← 現在の技術広報の前身)。ただ、「有志」ということもあり、主務である開発業務やデザイン業務が逼迫しているときは主務を優先していたため、不定期の活動になっていました。
2023年5月に私が入社し、当時の上司だったVPoEと「このような活動は会社として取り組んでいく意義がある」という同じ思いを持っていたこともあり、私が技術広報活動(プロジェクト)の推進を「業務」として行わせてもらうことになりました。
2023年はまず、不定期に行われていた技術広報の各活動を定期実施することを目標に、いろいろと整理しました。たとえば、「開発者ブログで毎月1本は記事を出そう」とか「半年に1回は社外のエンジニアの方に向けたイベントを企画・実施しよう」とか。
2023年の技術広報を含む私の活動は昨年のアドベントカレンダーでの記事にもまとめていますので、ご一読いただければ幸いです。
2024年の技術広報活動
2023年はウェルスナビが会社として取り組む技術広報の初年度ということで、足元の活動の整理を中心に進めてきました。2024年を迎え、今年は「実績を作って経験を積む」というテーマを掲げ、新しい施策などにも挑戦しながら、昨年よりも一層躍進した活動を行なっていく計画を立てました。
各活動と振り返り
昨年から引き続き行なった活動
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開発者ブログ運営
- 有志のエンジニアにも手伝ってもらいながらブログ運営を行ってきました
- ブログ開設のプラットフォームをこのZennに移行しました(プラットフォーム移行は意外とタフな作業でした。。。)
- ウェルスナビではブログ公開に特段KPIは設けておらず、運営としては「継続的に毎月記事を公開できるようにしたい」という(緩めの)目標を掲げています。
- 本記事執筆時(2024年11月)、毎月1本以上の記事を予定通り公開することができています!執筆してくれるエンジニアメンバーには感謝しかありません。
ウェルスナビのPublicationトップページ
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SNS運用
- 2023年11月に技術広報用の公式Xアカウント(@WealthNavi_Tech)を開設しました。
- Xもブログ同様、投稿数等に特段KPIは設けていませんが、イベントに関する投稿だったり、ブログ公開に関する投稿などを定期的かつ継続的に発信することができました。
- 運用から約1年[1]で90名近い方にフォローいただき、少しずつですが認知が広がっているような気がしています。まだフォローしていないという方は、今回を機にフォローしていただけると嬉しいです!
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イベントスポンサード
- 我々が普段からお世話になっている技術への貢献と社外のエンジニアの方々に向けた認知向上を目的に、イベントスポンサーにも取り組ませていただいています。
- 昨年は3つのカンファレンス(イベント)でスポンサーを務めさせていただきましたが、今年は昨年を上回る6つのイベント(下記、実施順)に参加させていただきました。[2]
- 第十回技術書同人誌博覧会(初)
- JJUG CCC 2024 Spring(初)
- SRE Next 2024(初)
- iOSDC Japan 2024(継続)
- DroidKaigi 2024(初)
- JJUG CCC 2024 Fall(継続)
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Win Session(月次開発定例)
- ウェルスナビでは、毎月最終金曜日に開発組織全体の情報共有会として、定例MTGの場を1時間設けています。出社とリモートのハイブリッドな勤務スタイルを導入している我々にとって開発組織所属メンバー全員が一同に集まる場としては貴重な機会で、組織内で相互理解を促進できるように有効活用しています。
- メインコンテンツとしては各チームから取り組んでいる業務の内容や進捗共有を行ってもらうことが多いですが、今年は開発組織メンバーの中で発表したい人を公募してみたり、パネルディスカッションをやってみるなど、参加している開発メンバーが楽しめるように新たな工夫・仕掛けを行ってみました。
とある月のタイムテーブル
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LT大会
- 今年はウェルスナビにとって初めてとなる新卒エンジニアが11名入社しました。
- 本配属より前(研修期間中)に、新卒メンバーが配属される予定のチーム紹介ということで、先輩社員からチーム紹介のプレゼンを行ってもらいました。
- 配属後には、「自己紹介&研修成果発表」というテーマで、新卒メンバーから先輩社員に向けてLTを実施してもらいました。
- 入社時研修での取り組みについては、新卒入社したエンジニアがブログ記事をまとめてくれているので、こちらも是非お読みになってください!
- 2024年にLT大会として実施できたのは上記2回のみでしたので、2025年は定期的に実施できるように計画を立てていきたいと考えています。
2024年 新たに取り組んだ活動
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イベントブース出展
- スポンサーを務めさせていただいたカンファレンスでは弊社のブースを出させていただくこともあり(下記に記載)、会場で実際にコミュニケーションをとらせていただきました。
- オフラインイベントでは社外の方の声を実際に聞くことができ、技術広報を担当する私にとっては収穫や学びが多い機会でした。
- 弊社ブースに遊びに来ていただいた方、どうもありがとうございました!
- 第十回技術書同人誌博覧会
- DroidKaigi 2024
- JJUG CCC 2024 Fall
出展イベントブースでの様子
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他社様と共同でイベントを開催
- 外部のイベント等でのつながりをきっかけに、他社様(下記に記載)と一緒にイベントを実施させていただきました。コラボしていただいた企業のみなさま、イベントにお越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました!
- 株式会社Voicy 様
- 株式会社Luup 様
- イオンスマートテクノロジー株式会社 様
- KINTOテクノロジーズ株式会社 様
- 株式会社TimeTree 様
- 素敵なイベントを一緒に開催できましたこと、非常に嬉しく思います。この場を借りて各社様に厚く御礼申し上げます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
- 外部のイベント等でのつながりをきっかけに、他社様(下記に記載)と一緒にイベントを実施させていただきました。コラボしていただいた企業のみなさま、イベントにお越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました!
2025年に向けて
ウェルスナビでは2025年も引き続き開発・技術情報の発信を行なっていきます。
今年は昨年と比較して発信に関する数を高めてきましたが、2025年は品質の向上という点も考慮しながら発信していけたらと考えています。
是非チェックしていただけると嬉しいです!
明日以降の記事もお楽しみに!
執筆者
佐藤祥平(Shohei Sato)
ウェルスナビ株式会社 Engineering Engagementチーム所属 HRBP&技術広報
メーカーでの海外駐在から帰任後、2017年より人材領域にキャリアチェンジ。HRエージェントでのエンジニア採用支援や複数の事業会社で採用責任者を経て、2023年5月より現職。
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