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女性エンジニアコミュニティで技術書典14と15に参加しました

2023/12/01に公開

こんにちは、wirohaです。本記事はCode Polaris Advent Calendar 2023の1日目の記事です。Code Polarisという女性エンジニアコミュニティで合同誌を書いた話を紹介します。

Code Polarisとは

Code Polarisは、女性による女性のための技術コミュニティです。女性が安心して学べる場を提供しており、イベントを開催したりDiscord上で交流をしたりしています。たまに誤解されるのですが、私はオーガナイザーではなく参加者の1人です。常日頃「エンジニアに女性が少ない、増やしたい」と感じており、自分ができることとしてCode Polarisで盛り上げ役をやっています。

技術書典とは

技術書典とは、技術書を書いて頒布する技術のお祭りです。最近は年2回ほどオフライン・オンラインの両方で開催されています。私はこれまで個人としてサークル参加し、何度か技術書を頒布した経験があります。

技術書典14での合同誌執筆を起案

今年2月にCode PolarisのDiscord上で、技術書典14に向けて合同誌を書くことを提案しました。背景は上でも述べたとおり「エンジニアに女性が増えてほしい」と考えていることです。そのためには新しくエンジニアを目指す人が増えるだけではなく、今いるエンジニアが辞めないことが必要だと思っています。みんなで合同誌を書いて学べば成長につながり、交流を通してモチベーションも高まるのではと思い起案しました。みんな誘いに乗ってくれるか未知数ではありましたが、結果12人(+表紙デザイナー1人)もの大所帯で本を出すことができました。

こちらが書き上げた本です。現在もオンラインマーケットで電子版を購入できます。
https://techbookfest.org/product/t5yrq2S40rRArJWuf1swPz?productVariantID=5WkbJxvfF2RsvvyKN9qfut

合同誌の取りまとめをするのははじめての経験でとても大変ではあったのですが、詳細を書くととても長くなるのでいったん割愛します。余裕があればまた別エントリで紹介したいと思います。イベントのLTで簡単に紹介したときの資料を貼っておきます。

https://speakerdeck.com/wiroha/write-tech-book-with-community-member

5月に開催されたオフライン会場では紙の本も頒布し、たくさんの方に手に取っていただきました!テーブルクロスも作ってくれて、初参加とは思えないクオリティのブースでした!
https://x.com/codepolarisjp/status/1660096272987213825?s=20

技術書典15への参加

技術書典15は11月の開催で、私はちょうど忙しく取りまとめをする余裕がなかったため、参加は難しいかなと思っていました。しかしコミュニティメンバーのひとりが「ぜひ執筆したい」と名乗り出て、取りまとめをしてくれることになりました。おかげで技術書典15でも合同誌を執筆し、頒布することができました!9人(+表紙デザイナー1人)が執筆に参加しました!

https://techbookfest.org/product/b4z1CZcTcfh0TuVfAFt3j8?productVariantID=9A7htvSp3ZB6Z50FbAgFDL

慣れている面々が多忙な時期と重なったのもあり、15は次回への練習と位置付けて電子版のみ・オンラインのみの省エネ参加となりました。紙で出す場合は締切が前倒しになり、印刷費もかかるため厳密なマネジメントが必要です。4の倍数にページ調整するといったタスクも生まれますし、連絡がつかない人がいるとその調整ができず胃が痛くもなるでしょう(これまでそういった事態は発生してませんが!)。電子版のみであれば取りまとめる人の負担は軽くなります。

オフライン会場での参加は交流ができ楽しいものですが、当然ながら当日の人員が必要になります。誰かの予定を確保しなければなりませんし、執筆と並行して値札やポスターなどの準備をするのも、はじめての人ではタスクがあふれてしまう可能性があります。まずは本の完成に集中するためオンラインのみの参加にするのも手です。

個人的には、毎回私が取りまとめをするより未経験の人が担当していった方が好ましいと考えています。取りまとめはリーダーシップやマネジメントスキルの成長につながり、キャリアアップに直結しやすいと思うためです。仕事では気軽にできない挑戦をコミュニティ活動で行い、仕事にも活かせると理想的だと思っています。

おわりに

今年2023年にはじめた取り組みで、2回合同誌を出すことができました。当初の目的である「みんなで合同誌を書いて学べば成長につながり、交流を通してモチベーションも高まるのでは」という思いが達成できていたら嬉しいです。

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