Closed3
Ubuntu のインストーラーで作られた暗号化デバイスを完全に無効化する方法
モチベ
完全にただのノイズに帰して、安全に処分したい。
前提
Ubuntu がインストーラーによって LVM on LUKS で構築されている。
参考
手順
man
概要
手順
基本的には上に準じるが、効率化する。
- ディスクをパスワードでアンロックする。
- ログインするなり、リカバリーモードに入るなりする。(このとき
/
がマウントされる)- 以下すべて(
sudo
などの)root
権限で作業すること。
- 以下すべて(
-
lsblk -e7 -p
で対象の device mapper を特定する (MOUNTPOINT=/ の親)。そして、対応する暗号化デバイスも特定する (TYPE=crypt)。[1]-
blkid | grep -i LUKS
,blkid --match-token TYPE="crypto_LUKS"
でも可[2]。 -
blkid | grep -i _crypt
やpvdisplay
などで対応する mapper が分かるはず。 - 例えば、
/dev/nvme0n1p3
→/dev/mapper/nvme0n1p3_crypt
-
-
cryptsetup status /dev/mapper/nvme0n1p3_crypt
で mapper が LUKS デバイスであることを確認し、エラーが出ないことを確認する[3]。-
cryptsetup luksDump /dev/nvme0n1p3
でキースロットの状況を見ても良い[4]。大抵は唯一スロット0だけ内容があるはず。
-
-
cryptsetup erase /dev/nvme0n1p3
で鍵をすべて削除し、キースロットがすべて無効化(DISABLED
)される[5]。- この時点で復帰する方法はなくなる。鍵を再度追加することもできない(はず)。
-
cryptsetup luksDump /dev/nvme0n1p3
でキースロットがすべて無効化(DISABLED
)されてることが確認できる。 - LVMボリュームは使用中なので、
cryptsetup close /dev/mapper/nvme0n1p3_crypt
で閉じることはできない[6]。Device /dev/mapper/nvme0n1p3_crypt is still in use.
などとエラーが出る。
- 再起動して、パスワードでアンロック不能になったことを確認して完了。
別
LUKS ヘッダーを消去
このスクラップは2021/10/06にクローズされました