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OpenAPI(Swagger)からモックサーバーを作成できるPrismまとめ

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はじめに

PrismとはStoplightがオープンソースとして提供しているOpenAPIからモックサーバーを立ち上げたりできるものです。

https://github.com/stoplightio/prism

SaaSとしても提供しているのでとりあえず触ってみたい人は使ってみるといいかもしれないです。

https://stoplight.io/api-mocking/

Prismをモックサーバーとして使用するときにちょっと詰まったところなどをまとめました。PrismはDockerで利用する想定です。

複数のファイルからサーバーを作成したい

PrismをDockerで起動するときのコマンドが以下になるのですが、 api.oas2.yml のように単一のファイルしか指定できません。

docker run --init -p 4010:4010 stoplight/prism:4 mock -h 0.0.0.0 api.oas2.yml

バージョン毎にファイルを分けている場合など複数のファイルをもとにモックサーバーを立てたい場合はおとなしくその分だけコンテナを立てるしかありません。

公式で紹介されているようにdocker-composeでproxyサーバー毎立ててしまうのが一番楽だと思います。(caddyはnginxなどでも大丈夫です)

https://meta.stoplight.io/docs/prism/docs/guides/multiple-documents.md

レスポンスを出し分けたい

同じAPIでも正常系と異常系、同じ正常系でも中身が違うレスポンスが欲しくなると思います。

-d オプションでスキーマ定義に沿ったダミーデータを返してくれるものもありますが細かい制御はできません。

モックサーバーのAPIを叩くときに Prefer ヘッダーで値を指定することでそれなりにレスポンスを指定することができます。

レスポンスコードを指定したい

たとえが以下のように200と400が定義されたAPIがあるとします。

paths:
  /pets:
    get:
      summary: List all pets
      responses:
        '200':
          content:
            application/json:
              schema:
                type: object
                properties:
                  name:
                    type: string
        '404':
          content:
            application/json:
              schema:
                type: object
                properties:
                  type:
                    type: string

これで /pets を叩くと200のレスポンスが固定で返ってきて404は返ってきません。

ヘッダーに Prefer: code=404 と付与して /pets を叩くことによって404のステータスコードのレスポンスが返ってきます。

examplesを指定したい

固定レスポンスとしてexamplesを複数定義している場合もPreferヘッダーで指定できます。

paths:
  /pets:
    get:
      summary: List all pets
      responses:
        '200':
          description: OK
          content:
            application/json:
              schema:
                type: object
                properties:
                  name:
                    type: string
              examples:
                example-1:
                  value:
                    name: this is example 1
                example-2:
                  value:
                    name: this is example 2

ヘッダーに Prefer: example=example-2 と付与して /pets を叩くことによってexample-2のレスポンスが返ってきます。

{
    "name": "this is example 2"
}

注意点としては、exampleだけの指定だと200レスポンス内のexamplesしか探してくれないので、違うレスポンスコードのexamplesを指定したい場合はcodeも指定してあげないと意図した挙動になりません。

# 404のexample-2を指定
curl --location --request GET 'http://0.0.0.0:4010/pets' \
--header 'Prefer: code=404' \
--header 'Prefer: example=example-2'

dynamicレスポンスを指定したい

-d オプションを指定して立ち上げることでダミーデータを返しくれるようになりますが、立ち上げ時に指定しなくてもPreferヘッダーで特定のAPIだけdynamicにすることもできます。

curl --location --request GET 'http://0.0.0.0:4010/pets' \
--header 'Prefer: dynamic=true'

同時にexampleを指定した場合はexampleが優先されるので注意してください。

レスポンス決定フローはこちらの画像が参考になります。

response_flow

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