2024/11/13 にリリースされた Visual Studio 2022 17.12 の新機能について個人的に興味深いと感じたものをメモする
https://learn.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/releases/2022/release-notes#17.12.0 の機能について、個人的に特に興味深いと感じた更新を順にメモしていきます。
エラーリストからのコピー
エラーメッセージの内容を検索したいとき等、エラーを選択して Ctrl + C
でコピーしたいときに以前のバージョンだとエラーの行の情報 (プロジェクトなど) も一緒にコピーされていたのが、新バージョンでは Description のみコピーされるようになりました。
例えば以下スクショのエラーをコピーすると「The type or namespace name 'aaaaaaaaaaaaaa' could not be found (are you missing a using directive or an assembly reference?)」とだけ取り出せます。
個人の感想ですが、もしかするとこれが今回のリリースで一番嬉しいかもしれません。
Code Search ウィンドウのドッキング
「Ctrl + T」で開く検索ウインドウを Visual Studio に組み込めるようになりました。複数のモニターで作業していると検索ウインドウだけ別ウインドウに飛ばされて迷子になり困ったことがあったので私はドッキング状態で使うようにしたいと思います。
ウインドウ右上で切り替えます。
当然といえば当然かもしれませんが、Code Search と同じウインドウの Feature Search も連動してドッキングされるようです。
GitHub Copilot : commit message custom instruction
おそらく今回のリリースからだと思うのですが、commit message を生成するときに GitHub Copilot に追加の情報を追加できるようになりました。
個人的にコミットメッセージにこだわりやルールがあるケースは多いと思っていたので commit message 生成は使い難いのではないかと感じていましたが、これで個人的にかなりつかいやすくなったという印象です。
下書き PR
Visual Studio からドラフト Pull Request を作成できるようになりました。私はドラフトで Pull Request を作成、問題ないかを眺めてから公開するといった手順で作業したかったのでありがたいです。
Azure Functions Flex Consumption のデプロイ
Visual Studio から Flex Consumption へのデプロイがサポートされました。私はまだ試していませんが、CLI でデプロイする必要がなくなり気軽に試せるようになるのではないかと期待しています。