WordPressについて教わるときの心構え
WordPressに関することを人に聞きたいと思うことはいっぱいあると思う。聞ける場所も用意されていた、勉強会的なイベントからWordPressのフォーラム、各テーマ独自のフォーラムなど、様々である。
答える側に回ることが多くなったこともあり、質問したい教わりたいと思っている人にこうしてほしいなと思うような事もあったりする。
こうしなければならないということではないが、質問側としても答えが返ってきたほうが望ましいかと思うので、質問する際の心構え的なものを紹介する。
最初に結論
質問者と回答者に質問することで仕事として成り立っている場合を除き、基本的にフォーラムなどは有志で回答をしていることを忘れてはならないし、開発者や回答者へのリスペクトも忘れてはならない。
また、回答側も超能力者ではないので、然るべき情報を渡さなければ回答のしようがない場合も多々あるということを理解してほしい。
質問するその前に
まずは検索をしてほしい。
エラーメッセージをそのまま検索するでもいい、プラグインの名前で検索するでもいい、Googleだけではなくフォーラムにも検索機能がついているはずだ。
フォーラムには過去に困ったことがあって質問した人たちの知識が残っている。そこに求めている答えがあることも多い。
自分で調べるという力を養うためにも、まずは検索をしてみることを忘れないでほしい。
必要な情報を提供する
各種フォーラムだと、「質問する前に読んでほしいこと」みたいな感じで、ドキュメントが用意されていることがある。これは、必ず読むこと。
このようなドキュメント内に、こういう情報がほしいとかこういう書き方をしてほしいとか紹介されているはずだ。テンプレが用意されている場合もある。
情報がわからないという場合はWordPressの「サイトヘルス機能」を活用するといい。
サイトヘルス画面 - WordPress.org
ここの情報を提示するだけでもかなり糸口が見つかることがある。
あとはエラーメッセージなども重要だ。環境によってはログにエラーメッセージがあったりもするので、確認をしておこう。
教えてもらって当たり前だと思わない
各種フォーラムでの回答は基本的に有志でおこなっていることが多い。
回答者もユーザーである。
テーマやプラグインなどの場合、開発者が回答していることもあるが、支払っている金額にもよるかもしれないが、基本的に有料のサポートの範囲であると考えるのは難しい。
このような状況で運用されていることが多いため、回答が返ってきて当たり前ということは決してないのだ。
たまに、「Webサイト制作として受注してしまったがカスタマイズに困っている」というような趣旨のものがあったりする。
教えてもらって当たり前だと思っていると、セーフティネットとしてフォーラムを利用しようと考えてしまう。
痛い目を見る前に、このような考えは捨てたほうがいい。
正直なところ、質問者の利益のために別のユーザーが知識やノウハウを提供する意味など一切ないのだ。
質問は冷静に
不具合が起こっていて、焦っている気持ちもわかる。
ただ、質問する際は冷静に口調を整えてほしい。
開発者、回答者も人の子である。
攻撃的な内容に対して真摯な態度で回答するには、何かを押し殺さなくてはならない。
それは非常にストレスなのだ。
重要なことは現状起こっている不具合を解決することであり、感情を撒き散らすことではないということは頭に入れておこう。
少なくともフォーラムで回答をしている人たちは、喧嘩をしたいわけではなく質問者に今起こっている不具合を解消したいと思って回答をしている。
そこで攻撃されたとか、バカにされたとか感じるのであれば、性格がフォーラムの利用に向いていない。自力でなんとかできるすべを磨くほうが懸命だ。
まとめ
勉強会だとさすがに喧嘩腰になる人はいない。(お手並み拝見的な立ち位置で見ようとしてくる人はいるが…)
何がしたいのか何をやったのかなど、状況は説明できるようにしておいてほしかったりはする。
フォーラムでは相手が見えない分、コミュニケーションの部分で難しいところも多々あるが、冷静に起こっていることや現況を提示できるように心がけてほしい。
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