サーバー管理サービスとクラウドVPSの組み合わせで運用する WordPress を安くする調査
現在は SpinupWP + Vultr。
- SinupWP
- Personal USD12
- 2024年3月は1850円。
- 使いはじめた2021年9月は約111円/ドルだったので約1332円だが、1358円の請求
- Personal USD12
- Vultr:
- Cloud Compute / Tokyo / Ubuntu / High Freq.
- 32GB NVMe / 1 vCPU / 1GB / 1TB Bandwidth = USD6
- Auto Abackup = USD 1.20
- TOTAL = USD 7.20
- でも実際の請求は USD 7.92 (消費税10%)
- 2024年3月は1213円
- 21年9月は約879円
- 32GB NVMe / 1 vCPU / 1GB / 1TB Bandwidth = USD6
- Cloud Compute / Tokyo / Ubuntu / High Freq.
金額。
使いはじめた21年9月はおよそ:SpinupWP 1358円(手数料乗ってると思われ)+Vultr 約879円。=2237円
24年3月は:1850円+1213円=3063円。1.35倍。
4月にVultr を同じプランの 42GB NVMe / 1CPU / 2GB / 2TB bw にアップせざるをえなかったので、USD12 + backup USD2.40 = USD14.40 * 1.1 = 15.84 = 2504円
1850+2504= 4354円
VPSの値段を抑えるために日本のVPSを検討する。
基本月払い。
さくらのVPS
両方bandwidth 制限なし?
- SSD 50GB / 仮想2CPU / 1GB = 935円 (石狩だと 880円)
- SSD 100GB / 仮想3CPU / 2GB = 1848円 (石狩だと1738円)
SpinupWP と組み合わせると:
1GBメモリ= 1850 + 880 = 2730円
2GBメモリ = 1850 + 1738 = 3588円
SpinupWP の alternative。
Gridpane
USD 100/month。年だと 1000/year。50 sites, umlimited servers。
Core Plan は無料。25 sites。使える機能に一部制限あり。nginx + percona + redis + 7g waf など。接続できるのは Vultr のみ、最低2GBメモリ必要。
これだと値段は Vultr のみになるので約2504円
Spinwp の alternative。
Runcloud。
Basic は USD 8/month。1サーバー、unlimited web app。2gb app バックアップ。WP ステージング1つ。
Vultr以外にもSSHでつなげられる Ubuntu のVPSだとどれでも。
8ドルは約1264円なのでトータルは:
vultr 1gb → 2477円
vultr 2gb → 3768円
さくら 1gb → 2144円
さくら 2gb → 3002円
その他の SpinupWP alternative.
CloudWays
昔使ってた。DO に買収されてからVPSはDOしか選択できなくなった。以前からサーバーの代金も代理で請求する形だったので任意のサーバーもたせない。DOは日本のでーたせんたーない。ServerPilot
FlyWP
WPCloudDeploy
WP にフォーカスしていない、汎用的なサービスなら他にも選択肢が。Runcloud もこれ。
Ploi.io
ServerAvatar
Cyberpanel
※オープンソースほか、ググると色々。
RunCloud + さくらVPS を試してみる。
さくらのVPSは Ubuntu の root ユーザー名が ubuntu
に設定される。セットアップ時に任意の、あるいは root
に変更することができない。
RunCloud で "other" のサーバーをコネクトするには ipアドレスと root password が必要。
IPはOK。パスワードはインストール開始すれど弾かれる。
Manual Installation で手動でSSHシテスクリプトをコピペして走らせるやり方があるので試す。
しかし、ユーザー名が root
でないのでできない。
結論:RunCloud は初期の管理ユーザーが root
前提、かつUbuntu指定なのでさくらVPSでは使えない。
Gridpane の Core Plan をためす。
Vultr のみ、2GBからなのでそれで接続。
やり方
SSLとDNSあたりのdocumentation がややこしい。Cloudflare あたりと API で連携して、Gridpane の管理画面経由で行うことを薦めてくる。が、この管理画面がイマイチわかりづらい。
そのへんを確認しつつインストールされたWPサイトノGridpane側の設定を確認していると、表には書かれていない制限が色々あった。
- backup は使えない。LocalもRemoteも。
- マルチサイト使えない
- Security の ModeSecWaf、wpFail2Ban、その他 disable xmlrpc とかも。ng WAF はつかえる
管理しているのは自分と家族のサイト、計4インストール、うち2つはMS。
なので全てGridpage の Core plan でまかなうのはダメだ。
さくらVPS のクーポンを頂いたので、ひとまず SpinupWP そのままで、Vultr からさくらVPS へ移動。
クーポンは大阪の2Gメモリオンリー。
SpinupWP needs to login to the server as a user with full access privileges. For almost all providers a freshly provisioned server has a 'root' user with full access. One notable exception is Amazon EC2, where the user 'root' does not exist and it is the user 'ubuntu' that has full access to the server.
なるほど。Ubuntu の管理者ユーザーが ubuntu
なのはさくらだけでなかった。
The user "ubuntu" requires a sudo password to execute commands as root. You need to enable passwordless sudo before proceeding. Instructions »
https://spinupwp.com/doc/passwordless-sudo/
さくらVPSは下記で作成:
- Ubuntu 22.04 amd64
- 任意のプラン
- 任意のリージョン
- 管理ユーザーパスは自動生成してコピーしておくが楽。SSHキーも設定不要。管理ユーザーは SpinupWP が設定時に無効化してくれる。
- スタートアップスクリプトはなしでOK。今回は Setup and update。初回起動時にパッケージ更新と、IPv6 だけを有効化した。IPv6を有効化してみたかっただけ。
- パケットフィルターは SSH TCP22 のみ SpinupWP のセットアップには必要。ただセットアップ後のサイト確認時に忘れてたので Web TCP80/443 も有効化しておくといいかも。
起動後、SpinupWP で add server する。
1でコピーしておいた ip と 管理者ユーザー名とパスを入力。
SpinupWP needs to login to the server as a user with full access privileges. For almost all providers a freshly provisioned server has a 'root' user with full access. One notable exception is Amazon EC2, where the user 'root' does not exist and it is the user 'ubuntu' that has full access to the server.
と出たら、https://spinupwp.com/doc/passwordless-sudo/ をする。さくらVPSだとたぶんでる。
15分後ぐらいにはサーバーがセットアップされるので、あとは Add site する。
今回は SpinupWP 内でのサーバーからサーバーへの移動なので簡単。
1は、Cloudflare だと DNS が Proxy 設定になっているかと思うので、それをTTL 5分に変えておく。
個人サイトなのでダウンタイム回避はスルー。なので2はスルー
3を行い……
4と5も個人サイトでめんどくさいのでスルー
2、4、5をスルーし、3の作業後すぐなので6も必要なし
7を行ぅて、8で確認し。OK。
9を手動で走らせて動作確認したら、自動スケジュールをオンにする。
Personal Plan は site monitoring がついてこないので10は必要なし。
SpinupWP と さくらをつなげてサーバーが設置できてしまえば非常にスムーズ。
さくらVPSにはバックアップがないことを知る。
さくらのクラウドにはある。
サーバーは1コア2GB、ディスクはSSD20GB、自動バックアップ世代2、3293円。
全てのサイトをさくらのサーバーへ移動し、SpinupWPとの動作確認して問題がなかったので、Vultrのサーバーは停止にする。
一晩おいておいて、それも問題ないことが確認できたので、SpinupWP から削除する。
SpinpWP はserver を disconnect するか、delete するか選べる。disconnect したサーバーはあとで reconnect もできる。ロックインさせない仕様になっているのは素晴らしい。
今回は削除したいので Delete server をする。
削除されるのは SpinupWP 側の情報。Vultrへ行くとサーバーはまだ存在している。
なので Vultr 側で手動で停止して、削除。
GridpageやRuncloudはそちらの管理画面からサーバー削除するとVPS側のサーバーも削除する。
SpinupWP はサーバー側は削除しない。
面倒なので連動して削除してほしいと思うか、そうしたくない場合に備えてしてほしくないと思うか。
個人的には後者。これは好み。
SpinupWP の personal plan はサーバー接続数が1。追加したらその分+5ドル。何も効かれずに接続できた。どのタイミングで判断されるんだろう。請求時かな。
Cloudflare の プロキシを念のため再確認。
サーバー移行終了したのでプロキシ有効に戻して完了。
さくらVPSのクーポンは3ヶ月の無料分。
なので3ヶ月感は SpinupWP の Personal USD12 約1850円でいけるはず。
全ては為替次第。